お盆を外して墓参り。

 色々あって、我が家の墓は父方、母方ともにちょっと遠方にあります。父方のお墓には、新車を見せびらかしがてら父の月命日近くに参ってきたのですが、母方のほうは観光地と同じルートにあるため、お盆の時期は電車も混雑する。そういうわけで、既にお盆を過ぎ、夏休みも終盤にさしかかって人出が少なくなっているであろう昨日の土曜日に母方の墓参りに行ってきました。

 電車に乗っている時間が長いので、予めグリーン車のチケットを確保。早いうちに出かけて座席を確保したのですが、思っていたよりも混雑している。夏休みも終わりとは言い条、観光地まで電車1本で行けるルートなので、利用者は多いようです。

 お墓のある真鶴は、昔は観光地としてまあまあ栄えていたのですが、いまは衰退し、以前法事のときに当地の住職が仰言ったところによれば、限界集落になりつつあるのだとか。坂が多いのが難ですが、いいところだと思うのですけど。

 ただこの日は、海岸のほうでなにやらイベントを実施していたようで、いつもより降車客が多かった。しかし人たちがタクシーやバス乗り場に向かうのをしり目に、私と母は徒歩で菩提寺へ。距離はまあまああるものの、バスは本数が少ないし、ましてタクシーを使う距離でもない。

 住職にご挨拶し、墓参りを済ませると、すぐに引き返し、ふたたび電車に乗って小田原へ――正直に言えば、2年前から私がわりあいマメに母方の墓参に付き合うようになったのは、帰りにここへ立ち寄り、老舗の日本料理店で天丼を食べたい一心だったりします。テレビで紹介しているのを観て惹かれ、久々に真鶴へ墓参した折、ついでに立ち寄った小田原での食事に選んでみたら、あまりの美味しさにすっかりハマってしまい、それ故に真鶴へ足を運ぶことが増えているくらいなのです。

 唯一の難は、小田原駅からまあまあ歩くという点。ここで何度も書いているとおり、昨年末頃から足腰が弱っていたので、真鶴で距離を歩いたあとにこの道を歩くと、お店に着く頃にはヘロヘロになっていたりしていた。が、状態が解ったあたりから可能な範囲で体力作りを重ね、先日からは更に縄跳びで鍛えた結果、本当にかなり改善したらしく、きのうの道中はほとんど苦になりませんでした。歩くスピードはまだ理想には達してませんけど。

 目当てのお店は地元でもかなりの評判らしく、いつ行ってもだいたい外にも入店待ちのひとがいっぱいいるのですが、今回はタイミングが良かったようで、すぐに入店。混雑していると注文が届くにも待つことがあるのに、あっという間にやって来た。

 親子で食事を堪能し、駅に戻ってご近所へのお土産を購入すると、もうやることがないので帰途に就きました。いつもより1時間以上早い。私の歩くスピードが昨年よりも恢復している……というのもあるでしょうが、たぶん真鶴までの移動に慣れてきたことと、食事がスムーズだったのも奏功したのでしょう。次もこう巧く行くとは限らない。

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