レンタルDVD鑑賞日記その470。

  • 『ネットから削除された禁断動画 Not Found18』(アムモ98)

 16巻、17巻と続いたネタがあまりにもヒドかったので、しばらく借りるのに二の足を踏んでましたが、久々に借りました。それでも恐る恐る鑑賞。

 冒頭、エグいネタが入っているのはいつものこと、そしてAD杉本が仕込んできて、中心的に振る舞うエピソードがあるのもいつも通り。しかし、微妙にやり過ぎ感と軽率さが色濃くなっていた前巻よりも、控えめながら説得力のある内容が多くなっているように思います。

 意図的に心霊動画を撮ろうと試みて酷い目に遭い、でも撮れたのはアレだけだったり、不動産物件についての調査をしていたら、思わぬ展開が待っていたり。相変わらず、情報の掘り下げ、という点では踏み込みの甘さが窺えるのですが、甘いなりに何かを仄めかすような取材になっていることは評価出来る。

 また、最近は杉本の露出が多くなっていることがいささか鼻につきがちでしたが、今回は比較的バランスがいい。基本的に取材対象がメイン、という姿勢はちゃんと貫かれ、“幻聴が聞こえる男”というエピソードでちょっとだけ彼女の行動がキーになってくる。このくらいの匙加減だと、怪奇ドキュメンタリーとしての体裁を危うくすることもありません……とはいえ、“幻聴〜”で真相が判明するきっかけになったアレぐらい見逃してやってもいいと思うんだが。

 冒頭で2本続くエグいネタのうちひとつは、収録自体もうちょっと慎重に考慮すべきだったのでは、と感じますが、その辺以外は久々に好印象。ただ、これを基本に、より丁寧に作ってくれたら嬉しいんですけど。

コメント

タイトルとURLをコピーしました