レンタルDVD鑑賞日記その565。

 というわけで軽く酒をかっ食らい、眠気を覚えつつも鑑賞したのは、1989年制作、大ヒット映画の続篇『ゴーストバスターズ2』です。前作のあと、ゴーストが鳴りをひそめたために落魄した面々だったが、そんな彼らにふたたび悪霊が迫る。

 基本構造は一緒ながらも、ゲストや音楽の使い方など、明らかに予算が多く注ぎ込まれていることが解る……けど出来映えとしては“残念な続篇”の典型に近い。

 スタッフやキャストはほぼ続投しているため、雰囲気が維持され、物語の構造もきちんと敷衍しているのはいいんですが、それ故にほぼほぼ新味がない。悪霊の正体や戦い方に工夫はあれど、前作のインパクトには及んでいないし、そもそも伏線の張り方が不充分。大きくなった期待や予算をコントロールしきれず、印象的には前作よりも小さくなってしまった感は否めません。

 この後、第3作の計画はなかなか浮上せず、21世紀に入って久々に計画が立ち上がったものの、ハロルド・ライミスの死去により実質終了、結果としてポール・フェイグ監督によるリブート版に発展していったそうな。

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