レンタルDVD鑑賞日記その367。

 なんと2ヶ月も借りっぱなしでした。とうとう月額レンタルの会社から「忘れてません?」という趣旨のメールが届いたので、午前中にノートパソコンに向き合いつつ鑑賞。忘れてたわけじゃないのよ、ただただタイミングがなかっただけなのよ。

 作品はサム・ペキンパー監督1970年の作品。砂漠で湧き水を発見、自分を置き去りにした仲間への復讐を胸に休憩所を営む……という、ちょっと変わったトーンの西部劇。

 悽愴なストーリーで定評のあるペキンパー監督としては妙に軽くてロマンティック。とはいえ、リアルな薄汚さや人間性をきちんと織りこみ、『ワイルドバンチ』や『ガルシアの首』にも通じる詩情が底に流れている。ある意味、全篇が白昼夢、と捉えられるような作りで、なかなか噛み応えのある傑作でした。切れ切れに観ようかしら、と思っていたのに、結局終盤は食い入るように観ていたわけで。

 粗筋だけざっと書き取ったあとにさっそく返送しましたが、レンタル可能枚数が凄いことになっているので、早めに消化するためしばらくのあいだはCDや、詳しい感想を書かないことにしている怪奇映像の類だけウィッシュリストに並べて、枚数を減らすことに集中します。そんなわけで、次にこの項を更新するのは少し間隔が開きます。更新するとしても、きっと怪奇映像。

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