それはそれ、これはこれ。

 昨日までの疲労もようやく抜けました。早速、渋谷まで映画をハシゴしに行く………………ええ仰言るとおり大馬鹿野郎です。だって観られるときに観ておかないと観たい映画溜まり放題なんだよう。

 一本目は、先の土曜日に見逃した奴へのリヴェンジです。前回道は確認済なので、わりとギリギリに出発しても充分余裕で到着、舞台挨拶もない平日の回なので座席も選び放題でした。劇場はこれが私にとって初訪問のアミューズCQNピカソ347というビルの七階と八階に計三つのスクリーンを擁した劇場で、今回鑑賞する作品が掛かっているのは八階の窓口と同じフロアにあるシアター1でしたが、デザインは同じ渋谷地区のシネクイントを彷彿とさせる感じ。悪くない観心地でした。

 肝心の作品は、あの島本和彦の名作の完全実写映画化に挑んだ文字通りの無謀な作品逆境ナイン』(Asmik Ace・配給)。ぶっちゃけ私は堀北真希目当てで観に行ったのですが、素晴らしき馬鹿映画でした(褒め言葉ですいちおう)。堀北真希も可愛かったが、何と言っても藤岡弘、がいい。詳しい感想は後日、このへんに

 観賞後はろくにチラシを物色する暇もなく次の劇場であるシネセゾン渋谷へ。渋谷はミニシアター天国だが劇場が拡散しすぎて時として移動が大変です。

 七月三本目となる鑑賞作品は、“不条理ナノテクスリラー”と銘打って、各国の映画祭を騒がせた1.0[ワン・ポイント・オー]』(ALBATROS FILM・配給)。こちらはまた、実にマニアックな作り。映像センスは確かにウォシャウスキー兄弟などを彷彿とさせますが、物語の主題やそれに対する追求ぶりは更にカルト的です。私はこーいう韜晦した作りは大好きですけど、あんまりネタに期待しすぎるとモヤモヤした気分を味わうはず。例によって広告では『SAW』を引き合いに出してましたが、寧ろダレン・アロノフスキー監督の『π』あたりが好きな人にお薦めします。詳しい感想は『逆境ナイン』のあとで、ここらあたりに載せます。しかし、外国作品のクレジットに“HAKUHODO”って表記があるとちょっと吃驚するぞ、今更だが。

 鑑賞を終えて家に着いた頃には、日付が替わろうとしていたのでした……さすがにそれはどうだろう、自分。しかも今週はあと一本、どうしても観ておきたいレイトショー作品が残っている……

コメント

タイトルとURLをコピーしました