久々に鑑賞したNetflixオリジナルは、“完全実録”。

 おととい記したとおり、今週末は気乗りがしなかったので――『鬼滅の刃』に走ることもなく――お出かけはなし。お昼は、近所のラーメン店でまぜそばをテイクアウトで買ってきました。

 ――しかし、映画を観ずにずっと作業に没頭する、ということも出来ません。やっぱし何かしら観ないと落ち着かない。
 というわけで、本日は久々にNetflixの作品を観ることにしました。そろそろ気になってる作品もいくつか出てきてたし。
 とは言え、思い立ったのは夕方で、ここからあんまし長い作品は観たくない。尺の都合も考えて選んだのは、アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録という作品。
 実はこれ、先月末に配信が始まった時点でちょっと話題になっていた。実際に起きた殺人事件を巡るドキュメンタリーなのですが、使われている映像は被害者となった女性が生前にSNSに投稿していた映像や、友人とのやり取り、そして警察が捜査中に撮影していたものなど、すべて本物なのです。それを編集することで、事件の推移を追っていく。
 完全に実際にあった事件なので、こういう書き方はしたくないんですが、私はこういうアプローチが大好きなのです。正直、冒頭からひたすらにワクワクして観てました。
 正直、事件の内容的には珍しくない。だいたい真実は想像通りなのですが、興味深いのは、一部始終に繋がる映像がほぼすべて記録され、その気になればこうやって集めることが可能だ、ということ。そして本篇ではさらっと触れるだけに留めていますが、ネット上でそうした映像に簡単に接することができるが故に、本質的にありふれた事件でも論争やバッシングを生んでいる、というのもまた興味深い。SNSと個人による撮影が生活に浸透した現代だからこそ成立する作り。そして事件自体も、ありふれているが故にとても象徴的。すべてが“現代”をまざまざと刻みつけた作品と言える。

 そのうち観よう、とチェックしておいた作品は他にもありますが、とりあえず来週中に1本は鑑賞しようと思ってます。それで飢えを満たす。
 ……実は、その気になってるうちの1本は、期間限定で劇場公開もされてるんですが、上映館があんまし行きたくないところなのです。違うところでかけてくれてたら足を運んだんだけどなー。

コメント

  1. […] 原題:“American Murder : The Family Next Door” / 監督:ジェニー・ポップスウェル /  […]

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