今年50本目の初鑑賞作は、ラヴ・ストーリーの名作。

 緊急事態宣言下でも、制約ありでの営業が認められたお陰で、つかえていた新作が堰を切ったように次々封切られてます。どんどん観ていかないと追いつけない……とは言い条、公開済の作品もたくさん残っていて、緊急事態宣言でも封切られた作品はそろそろ終了。優先順位を色々と考慮した結果、きょうは午前十時の映画祭11の作品を観てくることにしました。タイミング的に、この週末封切りの作品は混んでそうだし。
 昨日までの雨雲も去り、心地よい陽気なので、自転車にて移動。このところめっきりペダルを漕がなくなってます、が、日々『Fit Boxing 2』をやってるおかげが、体力的にはさほど辛くない。

『アンタッチャブル』鑑賞から1ヶ月半ぶりに訪れたTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞したのは、午前十時の映画祭11上映作品、ヒュー・グラント&ジュリア・ロバーツ主演にて、しがない本屋の主と今をときめく人気女優の恋愛をコミカルに、優しく描きだした『ノッティングヒルの恋人』(松竹×GAGA初公開時配給)。劇場・自宅での鑑賞含め、初めて鑑賞する作品としては今年50本目です。映画館通いのほうは今年、3桁を超えるのがちょっと厳しくなってますが、乾燥の本数は無事に折り返せそうだ。
 映画はほぼどんなジャンルでも観るほうですが、監督が好き、とかお気に入りの俳優が出ている、ということでもない限り、ラヴ・ストーリーを積極的に観に行くことはしません。なので、たぶんこの映画祭で採り上げてなかったら、こんなにいい映画だと知らないままでした。こういうのがあるから午前十時の映画祭は有り難い。
 導入こそ「んなことあるかい」とツッコみたくなりますが、そこ以外はすべて描写に足が着いていて、それでいて微笑ましい。身分の違いに戸惑いつつ恐る恐る一歩踏み出す主人公と、人気女優であるが故に超然と振る舞いながら随所で本心を覗かせるヒロイン。僅かな機会から着実に近づいていくそのプロセスに、笑いもあれば説得力もある。紆余曲折を経たあとのクライマックスがまた秀逸。あんなに節度があって、しかしロマンティックなやり取りはそうそうありません。
 観終わって思ったのは、「新釈『ローマの休日』みたい」でした。あの物語の王女を人気女優にして、20世紀末の世界観で再構築するとこうなる、という感じ。結末は異なりますが、その多幸感も相通じるものがある。やっぱり、ジャンル的に好みでなくても、評価の高いものはいっかいは観ておくべきだ、と痛感しました。

 鑑賞後は、2018年4月17日以来、約3年振りにカラシビ味噌らー麺・つけ麺 鬼金棒 神田本店を訪れて昼食。もういっかい食べたい、と思いながらも、店の前に常に出来てる列に怖じ気づいてなかなか立ち寄ることが出来なかったのです。確か昨年あたりに、隣接するつけ麺専門店を別館として合併、そちらとメニューを統合することで、座席数も増えているはずなので、ひと桁台の列ならたぶん早めに入店出来る、と踏んだのです。案の定、列に着いて数分で席に着くことが出来ました。注文したのが、茹で時間のかかるつけ麺だったので、着丼は心持ち遅かったけど、席で待てたので問題なし。
 食後はのんびりと自転車を漕いで帰宅。そんなに急いだつもりもないんですが、やっぱりそれなりに体力がついているらしく、途中何台か自転車を追い越してました。

コメント

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