名誉ある失敗。

 プログラム切替直後の火曜日は午前十時の映画祭12を観に行く日です。
 当初の予報ほど空模様は悪くない、が、たぶん遠からず降り出すだろうな、と察しのつく湿度。歩いて行くには時間もちと足りず、今回も電車利用です。この時期は仕方ない。
 いつものTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した今コマの作品は、有人宇宙飛行計画の歴史に残るトラブルからの生還を、ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で映画化し大ヒットした『アポロ13』(UIP Japan初公開時配給)。たぶんDVDを、人から借りて観た覚えがありますが、当時はDVDについては感想を書いてなかった。そのときも恐らく切れ切れに鑑賞してるので、きちんと1本、ぶっ続けで鑑賞したのはこれが初めてだと思う。
 既にアポロ11が月面着陸を果たしたあとの、世間からの注目の低さや、それとは裏腹に発症のない感染でも許さない厳格さなど、当時の雰囲気がかなりリアルに描かれている。そして、半ば忘れかけた頃に、最大のトラブルが発生する。
 充分に注意深く準備を進めていたのにも拘わらず起きてしまった大事件に、次々と訪れるタイムリミット。幾つもの制約の中で、宇宙船のクルーと管制センターの専門家たちが知恵を振り絞り、ひとつひとつ困難をクリアしていくそのスリルが強烈。結果は解っていても、クライマックスの緊張と解放は逸品です。
 なにせサスペンス的な面白さもあるので、家で観ていても充分面白かったのですが、発射のくだりや宇宙の描写、そして緊張感溢れる帰還のシーンなどは、やっぱり大スクリーンで観たほうが迫力がありました。映画祭で拾ってくれて嬉しい。

 鑑賞後は、東京駅まで歩いて行って、東京ラーメンストリートにて昼食。このところず~っとお腹の調子が悪く、早く帰りたかったこともあって、興味のあるなしよりも、早く食事が出来そうなところを選ぶことに……結果、前にいちど立ち寄ったお店になったんですが、レポート書いてなかったんで、まあいいか。

 おまけの余談。
 今回鑑賞した『アポロ13』、スクリーンは6番。ちなみに先週金曜日、1本目の『劇場版 からかい上手の高木さん』はTOHOシネマズ日比谷のスクリーン9、爆笑問題withタイタンシネマライブ #77はスクリーン8。そしてあくる日の、TOHOシネマズ上野での『有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE』はスクリーン7でした。
 ……なんでか知りませんがカウントダウンしてます。
 狙ってなどおりません。だいたい先週のシネマライブと『有吉の壁』はイベント上映につきこちらでは時間もスクリーンも調整は出来ない。『~高木さん』はハシゴが出来る作品のなかで観ておきたかった作品を優先しただけですし、今日は午前十時の映画祭12を観に行くいつものスケジュールに過ぎない。
 ここまで来ると、次は狙ってスクリーン5でかかってる作品を観て、1まで辿り着けるか試してみたくなります……普通ならそんなにうまく行くはずないのだが。
 映画館に行くことの多い木曜日、今週はもう予定が入っているので、次があるとすれば金曜日以降。果たして無事にスクリーン5で観られるのか。そして1までカウントダウンしたとき何が起きるのか、乞うご期待。いやなにを。

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