最凶女子が自立します。

 今日は久々に、封切り直後の映画を観に行ってきました――新型コロナウイルスの騒動により、一部の劇場ではチケットの前日購入が出来なくなり、予約状況から混雑を予測して作品を選んでいた私は当日になるまで結論が出せないためにだいぶヤキモキしたのですが、こうなったら多少混んでても観たいものを優先するほうがいいや、と割り切り、日付が変わると共にすぐさまチケットを押さえました――いざ購入画面を確認してもさほど埋まっている感はなく、いざ劇場を訪れてみても、そんなに入ってませんでしたが。……まあ朝一番だし、この世情のなかだし。
 訪れたのは丸の内ピカデリー、昨年オープンしたDOLBY CINEMAスクリーンでの鑑賞です。作品は、“DCエクステンデッド・ユニヴァース”第8作、恋人と別れ特権を失ったことで一気に大勢から狙われる立場となった凶悪ヒロインが、自分の身の安全を守るついでに少女の命を救うべく奮闘するハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(字幕・DOLBY CINEMA)』(Warner Bros.配給)
 時系列をシャッフルさせた語り口にダイヤモンドを巡る攻防、というふうに大まかに捉えると女性版『スナッチ』みたいな趣。しかしこの作品の売りは驚異的にキャラの立った女性陣の魅力に尽きると思います。決して男性キャラのお飾りではなく、自らの信念で動く個性的な女性達が、むくつけき男たちを鮮やかなセットの中で薙ぎ倒す映像の実に爽快なことといったら。手柄を奪われっぱなしの女性刑事にコミュ障気味の暗殺者、高音で人を吹き飛ばせる歌手、とみんな強烈ですが、そのなかでも自由奔放に事態を掻き回すハーレイ・クインが素晴らしい。込み入ったプロットを駆使するのでなく、世界観とストレートな主張で自ら立つ女性を描きだした、という意味で新しい時代を感じさせる1本――という製作側の意図に寄り添った捉え方を抜きにしても、あんまし堅苦しく考えることなく楽しめる作品でした。私は好き。
 鑑賞後は、移動途中のケンタッキーで母親の分も購入して、自宅に帰ってから昼食。もともといまは、自宅周辺の人出が激しくなる時期なのですが、今年はほかの繁華街の人出が減っている分が一部流入しているらしく、バイクでも移動が難しい。いちど渋滞にはまり、地元だからこそ知っているルートで回避して自宅に戻りました……客足が戻るのはいいんだけど、そうでなくても道が狭いんだから、あんまし一気に集まらないで欲しい。明日は出かけるのよそう……。

コメント

  1. […] 原題:“Birds of Prey : And the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn”  […]

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