レンタルDVD鑑賞日記その668。

 昨年9月リリースの『心霊闇動画36』を鑑賞。とある駐車場で陽が沈むまで遊んでいた従兄弟同士の3人が撮ってしまった“多多多”、深夜の公園でデートしていたカップルが遭遇した奇妙な出来事“移動”、肝試しのつもりで林の中にある心霊スポットを訪ねてからの奇妙な現象を辿った“廃バス”ほか全6篇を収録。
 相変わらず、肝心の映像が見づらくて仕方ありません……なので遂に、PCのほうの設定を合わせることにしました。お陰で見える、けど画面が眩しくてちょっと辛いぞ。
 最近、きちんと安定した作り方が出来るところしかフォローしなくなった、というのもありますが、このシリーズも作りは『ほん呪』フォロワーとしてブレていない。あと、作り物だと思って鑑賞しても、ゾクッとくる程度の怖さをきちんと映像単独でも表現できてるのは最近けっこうポイントが高い……ドキュメンタリー部分の出来を優先してるので、基本的には気にしてませんが、それでも「なんでこれを採り上げた?!」というレベルの映像ばっかりだとやっぱり冷めるのよ。
 そういう意味で今回も概ねそつがないんですが、惜しいのはいちばん大きなネタである“廃バス”のツッコミの甘さ。かなり壮絶な成り行きになってるのに、手がかりがあるにも拘わらず追及の手を緩めてしまってるのが、観ててモヤモヤします。最終的に「ヤバすぎるので切り上げます」でもいいから、もうちょっと突き詰めて欲しかった。せめて、取材対象が最後に残したフレーズぐらいは、限界まで探ってみようよう。たぶん真相なんか解らないで終わるにしてもさあ。

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