松江旅行2023冬、2日目。

 滞在2日目、本当のところ、まともな観光が出来るのは今日だけ、なので出来る範囲で動く……つもりでいたのですが、前日、徒歩でラーメン店を目指した際の、雪の積もった道程のしんどさに少々めげた。なので、初日に購入した《縁結びパーフェクトチケット》を活用し、公共交通手段で移動することをメインにすることにして、作業の傍ら、ざっくりと予定を組み、いつも聴いているバナナマンのラジオもそこそこに就寝。

 5時前には目が醒めてしまった。旅先テンション。

 二度寝しようにも、改めて時間割を調べていたら目が冴えてきて、6時頃には服を着替えた。7時45分以降の分を確保していた朝食バイキングを6時半からのものに替えてもらい、さっさと朝食を済ませると、午後以降に部屋に戻った際の軽食も買い込んで、自室にて書き物や身支度をして、早々とお出かけ。

 予想はしてましたが、見事な雪模様です。しかし、降りすぎて昨日より歩きやすいところもあったりして。
 本日最初のお目当ては、八重垣神社です。前々からここには一度来なくては、と思っていたのですが、出雲大社などと続けて向かうには、イベントとの兼ね合いもあってなかなか厳しかった。しかし今日は逆に、出雲大社で参拝するにはあまりに雪が多すぎる。あそこならある程度雪かきはしていただいてるでしょうけれど、普通よりも巡るのに時間がかかるのは明白です。なので、今回、寺社仏閣はここしか行かない、と決め打ちして向かいました。

八重垣神社、鳥居からお社を望んだ光景。
八重垣神社、鳥居からお社を望んだ光景。

 ……しかし、しんじ湖温泉からは意外と近い。バスで30分もかかりません。雪でもほとんど遅れませんでした。
 境内もそれほど広くないので、まずは一通り参拝と見学。まだ社務所は受付を始めていない時間だったので、ひとまず、ご縁占いで有名な鏡の池まで歩いて行ってみた。
 ここは、社務所で買ったおみくじの紙に小銭を乗せて浮かべ、沈むまでの時間と距離をご縁のある人との出会い、距離を占う、という仕組み。いちおう、やるだけやってみるつもり、だったのですが。

鏡の池、凍ってる。
 凍ってる。

 明らかに、やるだけ悲しい結果が待っているだけなので、今回は見なかったことにします。雪が降ってないときに来なきゃ駄目だよこれは。
 お詣りを済ませ、御朱印とお守りをいただいて退出。計画では、9時半に来るバスに乗って、松江しんじ湖温泉駅に戻り、そこから松江レイクラインバスや堀川遊覧船を利用してのんびり目的地を巡るはずでした。
 が、来ない。まあ、正直これは想定の範囲内です。何故だか、私が八重垣神社をお参りしているあいだだけ陽も射してましたが、既に雪は積もってるし、バスを待つ間にまた降り始め、ようやく来たバスに乗ったら、道の見通しすら悪くなってきた。こうなったら、当初の予定は捨てた方が早い。
 駅に着くと、次のバスに乗り継ぐのをやめて、一畑電車の10時37分の便に乗り込みました。出雲大社に向かう、のではなく、行き先はもっとずっと手前、松江イングリッシュガーデン前です。手前、って言うか、たった一駅。
 お目当ては英国庭園、ではなく、駅から少し歩いたところにあるうなぎの名店、大はかや。前に食べたとき確かに美味しかったし、営業時間がけっこうタイトで、一畑電車のダイヤだと出雲大社へのお詣りのついでに立ち寄るのはかなり厳しい。その代わり、意識的にここを訪ねるぶんには余裕がある。次に松江に来たときに、こんなスケジュールが組めるかは未知数なので、この機に訪れない手はない。
 ただこのお店、駅からの移動が解りにくい。前の車道には歩道橋がかかっているからまだいい、問題はその歩道橋までのルートがぜんぜん解らない。普通でもそうなのに、雪が積もっているせいで余計、道程が見えないのです。平地なのに雪山登山してるような気分。久々だったせいで、あとあと考えたら道ではなく公民館の敷地(駐車場)を突っ切って移動してたらしい。

大はかやのうなぎ丼、並。

 しかしどうにかお店に辿り着き、待望のうなぎにありつきました。ここは最大でうなぎを二段重ねに出来ますが、私はいちばんリーズナブルなうなぎ丼の並を選びました。懐具合が問題、ではありません。うなぎの並・上・特上というのはうなぎの質ではなく量の問題で、透析患者である私は、食事をギリギリまで楽しむためには、いくら美味しくてもここで食べ過ぎるのは御法度なのです。いずれ、旅行透析の枠が押さえられたうえで、なおかつスケジュールに余裕が取れれば二段重ねを注文します。
 帰りの電車が来るまでけっこうな時間がありましたが、お店のご厚意で少しだけ待たせてもらい、時間が迫った頃合いに駅へと戻った。が、ふたたび雪がだんだん激しさを増していたせいか、電車が普通に遅れたので、結局30分くらい待つことに。
 少々遅れて松江しんじ湖温泉駅に戻ると、今度は松江レイクラインというバスに乗車。どの時点だったか、このときには既に、激しくなった雪によって、堀川遊覧船は12時を最後に運航を中止したのを把握している。次の目的地は松江城を挟んだ反対側の小泉八雲記念館なので、ただただ乗り続けていればいい――はずでした。
 しかし、ここでミスを犯してしまった。松江駅で、そのまま乗っていれば良かったのに、他の方が降車するのに合わせて降りてしまったのです。松江駅では降車口と乗車口が別に設けられていたので、あのバスがすぐに出るかも知れない、と気づいて追っかけても、手遅れでした。
 やむなく、松江駅のお土産店を眺めて時間を潰す。今回はあんまりあちこちには持っていかないので、あらかじめだいたいものが決まっている。幸いにそのひとつがあったので、購入して次のバスの到着を待つ。
 ようやくやって来たバスに乗り込みましたが、雪はどんどんひどくなる。道路の横のお堀を見やって、何故遊覧船が止まったのか理解できた――水面の随所に氷が張ってる。宍道湖から流れ込んでいるので多少は波があるはずですが、それでは間に合わないくらいに降雪と寒さが厳しいらしい。実際、道路の状態も酷く、随所で揺れる揺れる。たぶんこちらも予定より10分以上遅れて、小泉八雲記念館に到着。

小泉八雲記念館前の通り……なんとなく討ち入り前の雰囲気。車道を撮さなければ。
小泉八雲記念館前の通り……なんとなく討ち入り前の雰囲気。車道を撮さなければ。

 ここは既に2回くらい訪れていて、常設展示の内容はだいたい解っている。なので、八雲がしばしば採り上げた“虫”を題材にした特設展をざっと眺め、図録を購入して早めに離脱。次に来たバスで、宿にいちばん近いバス停まで赴き、部屋に帰還。道中に眺めた宍道湖は、対岸すら見えませんでした……こんなの初めてだ。
 さすがにヘトヘトで、部屋に戻ると、いったんパジャマに着替え仮眠を取りました。足許が尋常でなく悪いせいで、例年の倍くらい疲れた気がします。ペースは落としつつも継続的に身体を鍛えていなかったら、もっと早くへばって舞い戻っていたかも知れません。
 2時間ほど眠り、少し疲れが取れたところで、間近のコンビニにてお弁当を買って、部屋で夕食。ふだんはもう1時間くらい遅くに食べているのですが、朝食、昼食といずれも普段より早かったので、実際栄養補給しなきゃしんどい状態でした。
 それからは、テレビを横目にこの記事を書き進め、だいたい仕上がったところで大浴場に赴き、概ねリラックス。あとは、眠気が募るまで作業を進める予定。

帰りのバス車内から撮したお堀の光景。表面が一部、流れてない……。
帰りのバス車内から撮したお堀の光景。表面が一部、流れてない……。

 ……ところで、こんだけ道中吹雪いている時間の方が多かったのに、八重垣神社を訪れたタイミングだけほぼほぼ雪が止んで、青空さえ覗いてたのは何なんでしょうね。鏡の池が凍っているのを見たときなんかの悪い冗談かと思いましたが、あそこだけは行って正しかった気がしてます。
 次に来る機会には、付近にある神魂神社などと併せて、もう1回訪れてみることにします。まともなコンディションのとき、鏡の池に挑みたい。

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