横山秀夫氏サイン会→いつもの店で七時半から。或いは“こいよめ。”

 題名通り、午後の用件はジュンク堂池袋本店にて開催された横山秀夫氏のサイン会に参加したのち、最近お馴染みの面子中心での内輪の飲み会、というものでした。

 午後五時ぐらいに店に入って、まずは毎度のごとくお買い物。このところ用事で大きな書店に出向くことが多いので、今日あたりはさほど数はありませんでした。一般的には漫画込みでも六冊買えば充分なのかも知れませんが。

 支払いを済ませたあと、会場となる四階喫茶室へ。氏の最新作『ルパンの消息』刊行記念イベントとして、作中にも登場する“喫茶ルパン”の名を借りた展示と特別メニューを用意しており、本日その最終日に合わせて企画されたのがこのサイン会ということらしい。どのみち時間を潰さなければいけないので、隅っこに陣取り横山氏特別ブレンドによる限定メニュー“ルパンコーヒー”を飲みつつ、まだ半分も進んでいなかった『ルパンの消息』を読み進める。

 ちょうど半分を超えたあたりで五時五十分くらい。いい頃合いだろう、と列に着く。既にかなりの人数が並んでいたことに配慮してか、それとも陽気と相談のうえか、当初六時半開始予定が大幅に早まって六時から開始。六時半頃には無事頂戴できました。整理券の裏に著者へのメッセージが記せるようになっており、まだ途中なのに感想を書くのもあれなので、読んでいるあいだじゅう気に掛かっていたことを書いておきました。本当に時の流れるのは早い。サービスとしてゲラを全員に配布していたのですが、私のは書き込みが多すぎて二枚綴りになった「当たり」のものでした。帰宅後眺めようとしたら、まだ辿りついていない箇所のかなり重要な記述だったらしいので、しばらく目の届かないところに移したり。

 ちょっと早すぎたのでふたたび店内を渉猟したあと、某氏とニアミスしたりしながら本日のメンバーと合流。冬野佳之さんに箕崎准さんの“この数ヶ月にいったい何度会った?!”なお二人に茗荷丸さん、それに前回お誘いしたものの都合がつかなかった漫画家の西木史郎さんという面々。もうひとり、緋ノ丘終次さんも来るはずだったのですが、結局本日は無理になってしまったそうで。

 すぐ近くの飲み屋に移り、ほとんど今更ではあるけれど冬野さん以外初対面の西木さんもいらっしゃるので、と軽く自己紹介……だったのですが、西木さんのお話でいきなり全員クリティカルヒットを喰らう。最近、いきなり結婚されたのだそうですが、そのお相手が凄い。なんというか、凄い。冗談でも何でもなくその話で漫画を書くなりブログを始めるなりすれば絶対受ける、というレベル。本気でそうされることを希望したいので(御本人がやらないんなら俺がやる。ご夫婦それぞれからインタビュー取って俺が書く。真面目に。)詳述は避けますが、ある意味オタク道の理想の極致にいる奥さまを貰ったようです。ちなみに私、かつてアンソロジーをよく買っていたとき西木さんのお名前をよく拝見し読んでいたのですが、そのことをお伝えするのをすっっっきり忘れるくらいの衝撃でした。身辺で結婚話を具体的に聞くことも稀ですが、あそこまで特異な例が存在したことにただただ驚き。このお話だけで一ヶ月は飯が食えそうだ。

 新婚ゆえ当然のごとく十時頃に西木さんはお帰りになり、その後もショックを引きずりつつ残った面々も十一時頃に散会。電車が途中まで一緒だった箕崎さんとの話題もなんだか西木さんの奥さまのほうに偏りがちなのでした。例によって他言しづらいことも含めて結構話したはずなのにほとんど記憶にねーやあはははは。

 末尾にかるーい余談。

 外は午後五時半から七時近くまでかなりの大降りになっていたようですが、その間ずっと店内にいた私の傘は一滴も濡れていなかったのでした。本当に降っていたのか。なんかよその世界の出来事でなかったのか。

コメント

  1. 西木史郎 より:

    先日の飲み会ではどうもでした。
    初対面でいきなりのインパクトで
    どうもすみません

    あ、新婚ネタやってくださるのでしたら
    可能な限りだします。ネタ(笑

  2. tuckf より:

    いらっしゃいませ〜。こちらこそ、初対面であそこまで吐き出していただき、大変楽しませていただきました。ありがとうございます。
    にしても、本気で何かネタにしてみたいです、奥さまとのお話。形にする方法を考えないとー。

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