本日の見出し

Such a Lovely Place

 ソニー移籍後最初のアルバムより、聴いていて本当に眠くなる曲想の一曲。実際眠いんだよ、とても。

 直後にあの事件があっただけに、ソニー在籍当時のアルバムはなんとなく印象は悪いのですが、しかし冷静に聴くとアルバムとしての完成度は復帰後の諸作より高かったりする。恋人同士がお互いを最高のファンと歌う『Fun Club Song』、清掃人の仕事の様子を描きながら、働くということのプライドを穏やかに表現する『Cleaning Man』、かなりブラックな歌詞とオリエンタルな曲調が厭でも耳に残る『印度式』など、ヴァラエティに富みながら一曲一曲の緻密さがずば抜けている。今のほうが一貫性はありますし、楽曲それぞれの包容力は高まっているのは間違いないのですが、この頃のアルバムもちゃんと顧みられて然るべきではないかなー、と思ったり。

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