覚えのないものには触れないように。[レンタルDVD鑑賞日記その740]

 今年6月リリースの『呪われた心霊動画XXX NEO_09』を鑑賞。ラブホテルのノートを巡る異様な体験“ゴーストライター”、友人同士3人で催した誕生会が思いも寄らぬ怪異に巻き込まれる“プレゼント”、レンタルスタジオでダンス練習をしていた投稿者のカメラが記録した恐怖“ジャパニーズダンサー”など、全6篇を収録。
『呪いの黙示録』の演出補が本当はこっちで働きたい、というのを作中で暴かれてましたが、それも頷ける安定のクオリティ。怪奇映像自体は作り物っぽさがあっても、投稿者へのインタビューや取材によって恐怖を膨らませていく構成が圧倒委的に巧いのです。
 この巻は「置いてある物が変化する」「なかった物が現れる」のヴァリエーションが多い印象ですが、他のシリーズと違って「似たり寄ったり」という評価をさせないくらいの変化をつけている。特に“ゴーストライター”と“ジャパニーズダンサー”の見せ方は秀逸でした。
 毎回、いちばん強烈なものは巻末にある傾向ですが、今回はあるエピソードとの繋がりを仄めかして不気味なインパクトを残すだけで、映像自体はそれほど怖くはない。個人的に強烈と思ったのは“二間”です。芝居の稽古のために利用している公民館の一室で起きた怪異を記録したものですが、絵的に凄いはずの場面よりも、映像記録として残された現象がなかなかのインパクト。さすがに怪異にしても特殊すぎて嘘っぽい、とも思うのですが、それでも充分に薄気味悪い。私がここでよく書く、「許せる嘘」のパターンです。
 他の怪奇ドキュメンタリーは、あんまし期待せずに借りている傾向が強いのですが、これだけはしっかり楽しみにしてます。

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