『ダーク・ウォーター』原作:鈴木光司/監督:ウォルター・サレス/主演:ジェニファー・コネリー/配給:東宝東和

 このところあんまりバタバタしていて平日に映画を観に行く余裕がありませんでしたが、出来れば観るつもりでいた作品がどうやら明日までで終わりらしい、と判明したので、半ば意地で出かけてみました。当初六本木ヒルズで鑑賞するはずが、そちらに至っては先週あたりで既に一日一回ぐらいの上映になっていたようで、当然の如くもうかかっていない。というわけで、劇場は日比谷みゆき座に。

 作品は、鈴木光司原作・中田秀夫監督の日本産ホラー『仄暗い水の底から』を、ウォルター・サレス監督、ジェニファー・コネリー主演でリメイクしたホラーダーク・ウォーター』(東宝東和・配給)。こないだテレビでオリジナルを観たばかりゆえ、果たしてどんなもんかと身構えて鑑賞しましたが、個人的にはリメイクのほうを強く推します。オリジナルの説明不足や中弛みといった欠点を補い、主題をより深めている、リメイクとしても単独作品としても秀逸な仕上がりです――但し、従来のホラーを求めると、ちょっと肩透かしの印象を受けるかも知れませんが。詳しい感想は、「どっちにしても映画館にいるときは携帯電話の電源切りなさいって。」からどうぞ。弁護士さんあなたのことですよー。

 観賞後、すぐに帰らず、ちょっとチラシを漁る。特に気になっていたのは、今週土曜日公開の『Mr.&Mrs.スミス』に関する情報。どうもメイン館であるここ日比谷スカラ座では、ちょうど全面改装から五周年を記念して、16日から25日までのあいだに訪れた観客に先着で、iPod shuffleなどが当たるスピードくじを配布するらしい。……この作品、初日である明後日に六本木で観るつもりだったんですけど……くじ目当てに先送りにしたら駄目かしら。どうせ当たるはずはないのだろうけど、このところ六本木で観る本数を増やしていたあおりで、同じフロアにあるみゆき座には二度ほど来ているものの、スカラ座のほうは一年以上ご無沙汰していることもあるので、これを理由にして来ようか、という気持ちもあったり。はて、どうしたものやら。

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