『FESTA!! HYPER GIRLS POP』プレイ日記第3回

 最初のエンディングは、最低の結末でした。バッドエンドなのはいいが、この脈絡のなさは何だ。シナリオを書くことを放棄してないか。しかも薄気味悪すぎて真面目にもギャグにもなりきれていない。この纏まりの悪さはあまりにもあまりにも酷すぎます。複数名のライターが手懸けているのが一因かも知れませんが、基本的にとりまとめが下手なんでしょう。

 で、選ぶスティックを変えて進めてみましたが……結果は同じ。なんで。そもそもどうしてああもあいだをすっ飛ばしてバッドエンドに辿り着くのかが解らなくては回避のしようもないでしょう。AVGとして根本的に間違っている。何度か選択を変えてようやく先に進みましたが、何故先に進んだのかが一向に理解できません。虱潰しAVG以下じゃないですか、これじゃ。そのうえ、響紗南絵だけはあるシナリオを選んだだけで勝手に攻略できてしまう。嫌気が差してこの辺はテキストをすっ飛ばしてしまいましたが、スキップで眺めていても解るくらい、この唐突な展開自体にも起伏がない。

 もはや鬱陶しくなって、どう考えても場つなぎでしかない重要度「低」のマークの付いたシナリオは基本的にスキップさせてます。まだまともに攻略できていない段階からこんな感覚にさせられたのは本当に何年かぶりです。……もうね、本当に、面白くない。これなら終盤に破綻していても、まだ話として道筋がちゃんと出来ていた前二作のほうが遙かにましです。

 その後、あれやこれやで試行錯誤を繰り返した結果――というよりもう部分的に攻略サイトを参照しましたが、どうにか話が先に進んだ模様。しかし、それでも評価は改善せず、心証は悪くなる一方でした。似たようなイベントなのに先に見るかあとに見るかで展開が違う、のはいいとして、それほどシナリオの展開に重要なイベントに「低」のマークをつけるのはだまし討ちじゃないのか。苦労して先に進んだら、紆余曲折もなくあっさり話が終わるってありか。プレイヤーの苦労に対して、何ら報いのない展開しか待っていないのでは、もう。

 更に、ギャグの上滑りっぷりもどんどん酷くなる。学園もので、基本的に同年代の人達が集まっているのだから、誕生日が来たら何歳になるのかぐらい訊かなくても解るだろうに、わざわざ18禁の特異な自主規制を逆手にとったつもりで年齢を訊ねる、なんてギャグやられても失笑しかしません。前回の感想では褒めましたが、場所を弁えない広原翔のキャラクターは話を追うごとに鬱陶しくなるだけだし。

 どうも鏡町のシナリオはまだまし、という話らしいので、もう少し我慢して御剣町側を進めてからそっちに移るつもりですが……あああああ。

コメント

  1. 冬野 より:

    正直、鏡町ルートもやっぱダメというか、キャラがダメすぎてシナリオに幅や起伏が出ないでジリ貧モードで、こっちもマトモに読むのは諦めました。
    ctrlにスキップを割り当て、飛ばし飛ばしで読んでます。伏線を読み飛ばしてるかもしれませんが、そんなの知らんという状態。

  2. tuckf より:

    うわー、そんな感じですか。千神妹と武装巫女攻略の目処が立ったので、いったん脇に置いて鏡町のほうを進めているのですが、序盤の印象はそんなに悪くない……ただ、御剣町のほうが酷かったので、その反動という気もたぶんにしますが。
    とりあえず、もーしばらくは遊んでみますが、既に半ば義務のような気分にさせられているのが最大の問題です。とりあえず、奈々子を最後の楽しみに残してモチベーションを用意してはいるのですが……

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