『苺ましまろ オリジナルビデオアニメーション』Vol.3 『まいにち。』

 連休だというのに出かける用事もない伊藤姉妹。伸恵に煽られた結果、出かけたい衝動に駆られて珍しく大騒ぎする千佳。そんなとき、何故か美羽が、伊藤家の抽斗に眠っていた保養所の券を発見して――

 第3巻にして初めてまともなストーリーがあります。加えて、テレビアニメ版から通しても珍しい、生活圏から飛び出した話。でもやっていることは相変わらず、というあたりが如何にも『苺ましまろ』です。

 今回は一部、作画のレベルが若干落ちていたように感じたのですが、それも中盤以降から恢復させるあたりはツボを弁えている。ちゃんとラストのいい場面などは、睫毛にも気を配って見応えのある絵になっていました。他方、普通なら見せ場のはずの温泉シーンにほとんど色気がないのも巧い。

 ふんわりまったり、何の結論もないまま今回もなし崩しに終了。でもそれでいいのです。また思い出した頃に数本、だらだらと出てくれれば嬉しい、そんな終わり方でした。

 ところで本日は、かなりギリギリの作業の傍ら、DVDを流していたのですけれど、これと同日に購入した『武装錬金IV』のコメンタリーが生天目仁美谷山紀章の早坂姉弟コンビなら、こちらもやっぱり生天目仁美千葉紗子伊藤姉妹コンビ。喋っているダラダラ感まで似通っていて、コメンタリーだけだと違う作品を観ている気がしないのでありました。それにしてもこの姉妹、どっちも地声は低めなのね。

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