『CODE-E』第11話 サマースクールと陰謀のこと。

 電波障害を起こす特異体質を失って早くも20日。千波美は、初めて気軽に旅行できる身分になったのを機に、サマースクールに参加することを決めた。伸び伸びと楽しむ一方で、同じように参加した光太郎とはどうしてもぎこちない雰囲気になってしまう。それぞれの思惑を孕んで、サマースクールは始まった……

 新興観光地の雰囲気はよく出ていますけど、だから何をしたいのかがよー解りません。次回で完結のはずなんですが、結局これはコメディにしたいのかシリアスにしたいのか。最後までどっちつかずのまま引っ張ってきたツケが、この上っ面を微かに撫でただけのようなクライマックスに結びついてしまってます。いや、雰囲気自体は悪くないんですけど、活かすためのシリアスさも滑稽さもちゃんと描いていないのでどうも浮いているわけで。

 逆にここまで来ると、どう締めくくるのか見届けないと気が済まないので来週もちゃんと観ますが……やっぱりこれ、1クールでやっちゃいけない作品だったと思います。或いはこういうほのぼのタッチではなく、割り切ってドタバタにして1話ずつの密度を上げるべきでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました