『BLUE DROP 〜天使達の戯曲〜』第1話 Hydrangea

 吉富昭仁原作ということで観るつもり満々だったのですが、時間が微妙だったために録画するだけにしていたこれを今更ながら観てみる。

 若竹マリは祖母の命で、寂れた街にある寮制の名門学校に編入させられる。もう余命が長くないことを悟った祖母の配慮だったが、しかしマリは厄介払いされたようで機嫌が悪い。早く出て行こうと意を固めるマリだったが……

 近ごろはCGが積極的に導入されたお陰で、表現の幅が増しているのは事実……なのですが、しかし手書きの背景に3Dの車を填め込むときはもーちょっと用心してくれんもんか。私はどうしてもこれが気持ち悪くて仕方ないのです。

 それはさておき。とりあえずこの話はまるっきり導入なので、どの辺が『BLUE DROP』なのかもよく解りません。もうちょっと雰囲気を伝えてくるモチーフをふんだんに盛り込んでくれないかなー、という気はしましたが、初回ということもあってか作画の気合いの入りようは異常なくらい。女の子たちの細かな仕種の描き込みが入念なので、初回に限ってはそれだけで充分見応えがありました。主要声優陣もやたら贅沢だし――ですが、矢島晶子が普通の女の子を演じてるとなんか不思議な感覚が。声のトーンは新井智恵のまんまなのにちゃんと役に馴染んでいるのは相変わらず凄いんですが。

 まだ話の先が見えないのですが、とりあえず印象は悪くないので当面は視聴継続。録画でな。

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