『パズル』第3話

 例によって桜場女学院の生徒から、『日本一の名探偵を捜せ』という賞金つきの企画の話を持ちかけられた三人組と、やっぱり金の気配を嗅ぎつけた鮎川は、会場となる豪邸へ。勝ち抜き戦をクリアしていき、残り6組のなかに無事連なった一同だったが、そこで主催者はこの企画が、かつてこの豪邸で起きた強盗殺人の犯人の手懸かりを見つけ出してもらうために用意したものだと打ち明け、その手懸かりが発見できるまで誰ひとりここから出さない、と言い出す。不承不承、本格的に捜査に乗り出した一同だったが、またしても殺人が起きてしまい……

 ……うーん、やっぱり変わらず劣化『TRICK』。なんかやっていることにいちいち筋が通っていない。ギャグなら多少無茶苦茶な論理や動機付けをしていても許せるのですが、なんか事件の背景や解決篇まわりが中途半端にシリアスなので、余計に気遣いの稚拙さが目立ちます。この理由なら推理ゲームに人を集めた、という事実があるだけであらゆる原因が発覚してしまうだろ。第三者を入れること自体が根本的におかしいんです、この話。最後、鮎川がピンチに陥る場面の犯人の言動でさえも不自然で、観ていて首を傾げっぱなし。

 劣化『TRICK』と繰り返し言ってますが、ここまでの3話、ぜんぶ『TRICK』の脚本家がやってるんですよねー……なんか、色々仄めかしている気がします。せめて『TRICK』と同じ前後編構成主体ならもっとユーモアを盛り込める分マシになったように思うんですが、これで続ける限りもう駄目だろうな−。

コメント

  1. 冬野 より:

    先週の巫女にガッカリしたので、もう観てません(;´Д`)

  2. tuckf より:

    いや、観る必要ないと思います。化ける可能性が多少でも残っているので、私は観続けますけど、正直いまのレベルは低すぎです。

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