間に合うのか、間に合わないのか。

 etc導入助成制度の、本日はひとまずの期限です。既に、規定台数に達するまでは助成を続ける方針が示されていますが、逆に言えばいったいいつまで続くか解らない、ということ。

 自動二輪のetcは助成が始まった時点でもう在庫が払底して増産待ちとなり、販売店の方も問い合わせに対して不明瞭な返事しか出来ない状態が続いていました。しかし、現時点で助成の行われた台数が16,000台程度なので、たぶん5月ぐらいまでは滑り込みセーフになるだろうと判断、とりあえず予約だけしてしまおうと、比較的近場でetc助成制度を取り扱っている店に問い合わせをしてみたところ。

 予約打ち切りですって。6月・7月になるかも知れないんですって。

 そもそもこの助成制度、色々怪しいところはあったんですが、当初の期限が訪れてみてお上の見込みの甘さが明瞭になったようです。現時点で助成が済んだ台数は、公式サイトによれば四輪車が750,771台、二輪車が16,284台。

 四輪車は95万台まで、二輪車が5万台という制限を敷いていた中で出たこの数字は、別にユーザーの反応が鈍く売れ行きがいまいち伸びなかったから出た数字ではありません。現実には、在庫不足でこういう数字になっているのです。私自身含め、何度も問い合わせをしたけれど、いつ入荷されるか解らない、という状態が続いている。

 結局のところ、期限や台数制限を決める際、お上が市場在庫や生産能力をきちんと把握していなかったということなのでしょう。複数のメーカーが参入していて市場在庫を読みづらかった四輪車はまだしも、二輪車は助成が決まった時点で日本無線しか車載器を発売しておらず、未だに別のメーカーが参入する様子もないので、市場在庫も生産能力もかなり正確に把握できたはずです。それを把握したうえで、競争にならないよう、生産能力に配慮した期限や台数制限の設定も出来たはず。

 とりあえず5万台に達するまでは間違いなく助成は続く、とのことですが、この混乱のためにどうやら複数の販売店に予約をかけている人もいるようで、本当の需要さえ読めなくなっています。入荷が6月7月になると言われても、一縷の望みに賭けるか、或いは助成なしになるのを覚悟し高速の値下げを活用して元を取るか、と考えて予約するしかなさそうです。

 私が高速値下げの話に食いついたのに対し、最近父が遠出を面倒臭がっているせいもあって、両親はあんまり関心がなさそうでした。が、etc助成が始まったあとぐらいに、ローンの組み替えや別口の助成によって毎月の支払が多少安くなる、という話を懇意の営業さんに持ち込まれ、近々両親は車を新調することになりました――当然、オプションでetc車載器組み込み済みの。

 なんか、ものすごい納得がいかない。

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