レンタルDVD鑑賞日記その149。

 1年振りの発表会を控えて戸惑うほのかを描いた第17話、なぎさ一家を中心にキャンプに赴く第18話、なぎさが引っ越してしまうと誤解したひかりの懊悩を綴る第19話、なぎさたちの級友莉奈の意外な悩みについての第20話、の4話収録。

 第17話はちょっと珍しいほのかの悩みを描いている点でやや異色ですが、ほかのエピソードは“いずれ訪れる別れ”についての想いを連鎖的に綴る内容になっていて、思いの外見応えがあります。第18話の話運びは雑然としてますし、第19話はもう少しひかりの悩みを掘り下げたほうが良かったようにも思われますが、トータルでの仕上がりは見事。

 別れそのものは既に何度も経験しているなぎさとほのかですが、実はそのときに対する気持ちの整理、というのは経験していない。無垢な状態から少しずつ絆を形作っていったひかりが、“いずれ別れなければならない”という事実を意識するのに合わせて、なぎさたちにも考えさせる、というのはいい趣向です。『プリキュア5』の第2期は第1期の反復という印象が強すぎたのに対し、こちらは第1期を踏襲しつつ膨らませているようで、今のところ完成度では『プリキュア5』第2期よりも上、という印象。

 次巻は、ずーっと閑話休題的に描かれていたあの少年とひかりが遂に邂逅するところから。そろそろ前半のヤマ場、といったところでしょうか。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオ40』(BROADWAY・発売)

 一昨日まで忘れてましたがギリギリに思い出し、TSUTAYAの旧作100円セールに合わせて何本か借りるついでに確保してきました。

 が、しかし……今回はかなり低調。ほとんど今までのパターン通り、加えて“顔が覗きこむ”タイプの映像が多すぎる。夏の連作のような、思わせぶりな大作がないので観ているぶんに苛立ちはしませんが、どうも物足りない。このレベルなら、無理に冬に出さずに、夏まで待って作品を貯めた方が良かったような気がします。

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