メタル天使降臨。

 本日は試写会です。場所は久々のシネマート六本木。前回に来たのも、『エンター・ザ・ボイド』の試写会のときでした。……すみません、次は金を払って鑑賞します。たぶん夏開催のルチオ・フルチ映画祭あたりで。

 だいぶ早めに家を出て、家電量販店でエアコンのリモコンを見つくろったり、後日鑑賞する映画のチケットを押さえたりしてから六本木へ……それにしても、世間はようやく闇雲な節電傾向から脱したようです。街がだいぶ明るくなりました。ただ、前を通りかかると寒風が吹きだしてくるほど空調を強くする、或いは入口を開放するのはやめたほうがいいと思う。自転車とかバイクで走っているとその一帯はオアシスにすら感じられるんですが、今はどうかと思うぞ。

 さて、本題である試写会は、破天荒なメタル野郎が絶望に打ちひしがれる家族を無理矢理立ち直らせるロックなドラマメタルヘッド』(Face to Face×Pony Canyon配給)

インセプション』『(500)日のサマー』といい味を醸しているジョセフ・ゴードン=レヴィットがメタル野郎に扮する、というので興味を惹かれたのですが、どーも説明に困る話です。上に書いたとおりの内容、といえばそうなんですが、きっとこいつに親子を救う気はないだろうな、と。そして別に道徳的な振る舞いをする気も微塵もない。ただ、ところどころに愛嬌の滲む表情と、強烈な生命力にいつしか影響されてしまう。結局のところ何も解決していない結末ながら、不思議な爽快感が味わえます。好き嫌いは分かれそうですが、私はお薦めだと思う。

れそうですが、私はお薦めだと思う。

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