万聖節前夜に2本立て。[午前十時の映画祭(78)]

 しつこいようですが観たい映画山積みです。なるべく速やかに回収するため、今日は前夜祭扱いで上映されるものと、ちょうど午前十時の映画祭のスケジュールがうまく噛み合ったので、日も暮れてから銀座地区にてハシゴしてきました。

 まずはTOHOシネマズみゆき座です。こちらでかかっている午前十時の映画祭《赤の50本》今週の作品は、ジュゼッペ・トルナトーレ監督による珠玉の1本ニュー・シネマ・パラダイス』(Asmik Ace配給)。2年前に劇場でいちど観ているのですが、午前十時の映画祭という枠内で鑑賞した記録を留めておきたかったので――感想を書かずに済む気楽な映画鑑賞がしたかった、というのもある。

 何度観てもいい映画はいい、というのを改めて実感。特にこの作品は、さり気なくも隙がありません。ラストシーンなんか、ああなることが解っていてもグッと来ますから。

 観終わったあとは早足でTOHOシネマズ日劇へ。2本目は、低予算で製作された第1作の歴史的ヒットを受けて誕生したシリーズ都合3作目、過去に遡り超常現象の源泉を暴くパラノーマル・アクティビティ3』(Paramount Japan配給)

 ふたたび監督はバトンタッチして、異色のドキュメンタリーで注目したコンビが携わってます。それだけに、描き方は堂々としていますし、場面場面の緊迫感の表現は巧み。ただ、この結末は……悪いとは言いませんが、どうしてそこに繋がるのかが意味不明ですし、もっと洗練した手管でこれを描ききった作品を知っているだけにいまひとつの印象。ただ、過程は見事です。雰囲気を味わいたいなら問題なし。

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