レンタルDVD鑑賞日記その301。

 月額レンタルで届きながら、思わず地元の店で借りてしまったものを優先せざるを得なかったり、劇場で観るのに忙しかったりで、なかなか手をつけられませんでした。よーやく鑑賞。“50cent”ことカーティス・ジャクソンが主演と製作を兼ねたクライム・アクションです。ともに強盗を企てた親友に裏切られ銃弾を浴びた男が、復習のためにかつての親友を捜し回るが、その過程で様々なトラブルに巻き込まれ……。

 雰囲気もあるしテーマも面白い。予算は決してかかっていない様子ながら、細かくアクションを盛り込んでインパクトもある……が、どーも全体にもうひと味足りない印象。先読みが出来ず惹きつけられるんですが、観終わって手放しで褒められるほどスッキリはしないのです。誰ひとり英雄的でもなければ大悪党にもなりきれない、その匙加減は絶妙なんですが、傑作とも呼びにくい。いいと思うんですが、同時にすごーく惜しい気もする。

 ちなみにこの作品、ブルース・ウィリスが『処刑教室』のときのような箔付けで登場していますが、吹替は某CMで共演した綿引勝彦というかたが担当してます。CMで観たとき、野沢那智が亡くなってイメージにぴったりの声優がいなくなってしまった今、ほんとうにこの人を使ったらいいんじゃなかろーか、と思ったんですが、どうも似たようなことを考えた人はいたらしい。特に最近のブルースはこういう、組織のボスぐらいの位置づけで登場することが増えていて、そういう役柄の時はいっそうハマりそうな気がします。

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