ニュー香港ノワール・フェス、2本目。

 相変わらず多忙な日々が続いております。依然として映画感想を書く隙が見つからないのですが、しかしかといって観に行かないと気になっていたものは上映が終わってしまう。しかも今夏は何故か香港映画が花盛りで、3本ワンセットで上映しているものがふた組も存在している――好きなタイプの作品ばかりなので、出来る限り回収したいのですが、まだ2本しか観られていない始末。折しも作業が行き詰まり、気分転換しないと先に進めそうもなかったので、朝からお出かけ。

 土曜日に続いて赴いた新宿武蔵野館にて鑑賞したのは、『ニュー香港ノワール・フェス』として3本同時公開されたうちのふたつめ、『ビースト・ストーカー/証人』などで現代香港アクション・ノワールの旗手ともいえる活躍を示すダンテ・ラム監督2010年の作品、犯罪に手を染めた警官と、妻の復讐に燃える警官とがせめぎ合うコンシェンス/裏切りの炎』(PHANTOM FILM配給)

 これはなかなかいい。冒頭のユニークな映像で惹きつけ、序盤から警官が死ぬシーンを繰り出し、著しい緊迫感が支配する。そんななかで、悪に染まった人間が垣間見せる善意や、正義に燃える男のモラルの危うさを、アクションを介して巧みに対比してドラマを掘り下げる。ラストがしっくり来ない、という人もいそうですが、ノワールとして優秀な仕上がりです。この監督も今後注目したほうがよさそうな気がする。

 上映終了時間が早めなので、もう1本観ることも出来たのですが、感想を後回しにしていても2本立ては色々と負担が大きいので、1本だけで大人しく撤退。時刻は正午前、まだまだ人気の少ない新宿界隈で食事するところを探すのも面倒臭かったので、自宅最寄り駅に戻り、よく行くラーメン屋で昼食を摂って帰宅。

 今回のお出かけには、携帯電話の動作検証の意図もあったのですが、今のところ前機種より快適に動いております。やっぱり、電車が動いているあいだは通信速度が遅くなるのですが、それでも接続は解けないので、ストレスはよっぽど少ない。昨今は無線があちこちに飛び交っていて、そもそも繋がりにくい、という条件があるのですから、せめて自分の手持ち機器の接続ぐらいは安定していて欲しい。その意味では今のところ、間違いなく旧機種よりこちらのほうが上出来です。ていうか前機種はあまりに気が効か(以下略)

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