レンタルDVD鑑賞日記その302。

 現時点での最新巻、そしてとうとうふた桁到達。初期は『ほん呪』スタッフが支えていたからこそ安定したクオリティを保っていましたが、果たして今後はどんなものやら。

 今年夏に入っての連続リリースは比較的完成度が高い。今巻もけっこう見応えはあるし、薄気味悪さもある……のですが、やっぱり語り口や演出に狡さが見えてしまって、いまひとつ乗れない。ここまではっきり見える“異物”は、最初か最後にひととおり、いっさい説明なしで、なるべくノーカットで見せないと、却って説得力を欠きます。

“魅せる”ための工夫がある、という一点のみでも評価出来るシリーズですが、もう少し芯が強くないと、いずれ腰砕けになるような気がします。嫌いではないので、もうちょっと慎重になって欲しい。

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