アンディ・ラウが変だ。

 2日続けての封切り映画鑑賞のためお出かけ。本日の行き先は六本木、ですがいつものTOHOシネマズではなく、シネマート六本木です。何かと気になる作品はかけてくれているのですが、タイミングが合わず、実に正月以来の訪問でした。

 鑑賞したのは、この劇場でしばしば催している、香港映画の近作をセットで一挙上映する企画の1本、ジョニー・トー監督がアンディ・ラウとサミー・チェンを主演に招いて、目の見えない探偵と運動能力ぐらいしか取り柄のない女刑事の一風変わった活躍を描いた『名探偵ゴッド・アイ』(TWIN配給)。最近の香港映画はけっこーレベルが高いのですが、中でもトー監督はやっぱり別格なので、どーしても観たかったのです。

 意外にも、全体にトーンがいつもと違ってコメディ寄り。しかしその笑いの作り方や細かな描写のユニークさはいつも通りのトー監督です。そのうえ、この監督はしばしば変な探偵ものを撮ってくれるのですが、今回は変さと同時にミステリらしさも色濃くなっている。ロジカルではないものの意外性と説得力のある内容で、これはユーモア・ミステリの秀作と言っていいと思います。もともと大好きな監督が、自分の好みのジャンルに接近してくれたものだから、私としてはもー終始ニヤニヤしっぱなしでした。

 鑑賞後はいつものうどん屋……ではさすがに芸がないし、土日祝日は混雑するのも知っている(顔を知っている店員がいてくれれば、早めにカウンターに通してくれるんですけど)ので、予め調べておいた別のラーメン屋へ……といっても、年がら年中前を通っていたので、場所は解っていた。注文したのは辛口のつけ麺と、諸々考慮してサラダ、という取り合わせでしたが、つけ麺の辛さが予想より上だったものの、なかなか。混み合っていても席に着くのにさほど手間取りそうな印象ではないので、今後もときどき利用していいかも。

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