レンタルDVD鑑賞日記その385。

 前巻が個人的に大ヒットだった怪奇ドキュメンタリーシリーズ、昨年8月リリースの第4巻です。カラオケボックスの監視カメラに映った奇妙な姿に始まり、透明人間、という異色のテーマまで収録。

 今度もなかなかのクオリティ。映像そのものが怖い、というわけではなく、どちらかと言えばありがちな怪奇映像ではあるんですが、ドキュメンタリー部分が素晴らしい。意外な展開に、可能な限りで施した調査、それらが醸しだす面白さ、薄気味悪さ。目撃した映像に、ちゃんと物理的な説明がつく可能性も仄めかしながら、その結果現れる様相がまた気持ちが悪い、という。

『ほん呪』でも目玉になりそうなクラスの大ネタが多いんですが、個人的に強烈だったのは『巣喰らう者』。物理的に説明がつくようでいて、しかしその結果残った事実が、余計不可解な謎を残す、という。映像自体も不気味なら、ドキュメンタリーの展開も異質で、前巻のアイドルの話に優るとも劣らない。

 お笑いコンビが体験した『ジンクス』、それ自体に怪奇現象はまったく映っていないけど取材の結果で趣が変わる『事故現場』など小品もいい。なんか久々に、心穏やかに眺めていられるシリーズです。

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