絶不調につき、自宅蟄居。

 本日は、お盆前の新作封切りラッシュにつき、当然のように観たい作品が複数ありますから、映画館に馳せ参じて、可能ならハシゴをして消化するつもりでおりました。

 が、朝起きてみたら、体調が思わしくない。怠さもさることながら、参ったのは目の調子が良くないこと。もともと、先日の右眼に続いて、近いうちに左眼も手術しなければいけないのは決まっていて、先日の通院でその日程も決めていたのですが、手術まではまあとりあえず普通に生活できるかな、と思っていたところ、今朝から昼頃にかけて、一気に症状が進んでしまった。経験済みのことですし、治療するのも決まっていることですから、焦ったり不安を抱いていたりはしていないのですが、とにかくただただ弱った。この状態で1ヶ月も耐えなきゃいけないのが特に困る。

 どのみち身体のほうもきのうの疲れで非常に怠いですし、無理に出かけるべきじゃない、と考えて、今日は半日寝て過ごしました。

 夕方、体力的にはちょっと落ち着いたので起き上がり――どうにも物足りなくて仕方なかったので、後日観るつもりで取っておいた、最近amazonから届いたDVDを鑑賞してしまった。

  1. 『半魚人の逆襲』(KING RECORDS/DVD Video) [amazon]

 何じゃそりゃ、と思われるかも知れませんが、実はこれ、クリント・イーストウッド作品コンプリート計画の番外篇のようなものなのです。彼が脚光を浴びたのはテレビドラマ『ローハイド』ですが、あれに出演する前、24歳にして初めてスクリーン・デビューした映画がこれだったのです。今回のイーストウッド作品コンプリートは『荒野の用心棒』以降、メインで出演・監督した作品に限ってフォローしていくつもりだったので、機会があれば、程度に考えていたのですが、この夏にKING RECORDSから『死ぬまでにこれは観ろ!』という括りで埋もれた名作、カルト的作品を復刻するシリーズを出していて、そのなかにこれが入っているのを発見、思わず予約注文してしまったのです。観ておきたいイーストウッド作品も残り4作、それが終わったらオマケとして鑑賞するつもりで取っておいたのですが、どーにも手持ち無沙汰なので観てしまった。

 ……イーストウッドが出ていなかったら、幻として消えていく運命にあった作品だと思います。古いことを大幅に割り引いたとしても、未知の生物の扱い方や、事件が起きたあとの対処など、あまりにリアリティがなさ過ぎる。水中描写がけっこうしっかりしていることと、クリーチャーのデザインが完成されていることくらいが評価出来るだけで、あとはおおむね微妙。『ダイアマゾンの半魚人』の続篇ですから、先駆け、とも呼べませんし。イーストウッドのファンとしては観ておきたかった作品ですが、興味すらなかったら、出来映えよりはそのツッコミどころを楽しむしかなかったかも。詳しい感想は明日以降に。

 だいぶ体調は改善してきましたが、明日はもともと映画は観に行かないつもりだったので、明日も特にネタはないかも――もしかしたら我慢出来なくなって、夕方ぐらいから衝動的に出かける可能性もありますけど。

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