ドルフ・ラングレンvs.トニー・ジャー。

 昨日は、六本木のうどん屋に行きたいがために作品を選びましたが、今日は池袋西武屋上にある店にどーしても行きたい、という理由でチョイス……半分は本当ですが半分は嘘。あそこのうどんが食べたい、というのもむろん大きいのですけど、それ以上に、観るつもりだった作品がまたぞろ終わりかかっているのに気づいたからだったりします。頻繁に利用するTOHOシネマズ系列ではかかっておらず、ムーブオーバーや小規模な作品をかけている池袋シネマ・ロサで鑑賞するつもりでいたのですが、公開2週間程度で撤退してしまうらしい。これは行かなきゃ仕方ないっすよね、と誰にともなく言い訳してお出かけ……但し、坂道の上り下りはきのうたっぷりと堪能したので、今日は電車で移動。

 鑑賞したのは、『エクスペンダブルズ』で復活したドルフ・ラングレンと、『ワイルド・スピード SKY MISSION』でいよいよハリウッドでの活躍を視野に入れてきたトニー・ジャーの本格的共演作、東南アジアで暗躍する人身売買組織と、妻子を奪われた刑事との壮絶な戦いを描くバトルヒート』(Broadmedia Studios配給)

 これは気持ちいいくらいのB級作品。パワー派のラングレンと技巧派のジャーとがそれぞれに見せ場を分け合いつつ、アクション映画の王道たるシチュエーションをきっちり嵌め込んである。『マッハ!』シリーズのようにアクションばっかり詰め込んでいると疲れてしまいますが、適度にドラマを挟んだりして緩急をつけているので、ある意味いちばんいい形でトニー・ジャーを活かした作品かも知れません。惜しむらくは、敵方の悪党っぷりは際立たせているけど、如何せんこの主演コンビに匹敵する強さを示しているキャラや状況が設定できていないので、ラストのカタルシスが少々弱かったこと。ただ、安易に勝つだけではない、余韻を残したラストも含めて、なかなかのクオリティでした。

 なお、『バトルヒート』の上映が終わるのはシネマ・ロサであって、都内では他に丸の内TOEIでもかかっています。そちらは1日1回ながら8月半ばまでは続くっぽいですので、気になる方はそちらでどうぞ。じゃあなんでシネマ・ロサは上映終了になるのかというと……次が『NARUTO』だからだ。劇場で確認したら、いまかかっている作品が全部木曜終了で、金曜日からはスクリーン2つともナルトにしてやんの。

 鑑賞後は、待望の屋上での昼食です。しばらく来ないあいだに、うどんの店しかない妙な状況から、他に多くの飲食店を揃えたフードコート風の作りになってましたが、この暑さと風の強さのせいか閑散としてました。いるお客もだいたいうどんを食べていたように見えた。まあ私は他にどんな店があってもうどんを選ぶでしょうけれど。たとえ風が強くて、たぐったうどんから汁が飛んでもだ!

 ついでに西武別館に新たに入った三省堂書店でちょこっとお買い物をしてから帰宅……今日は電車移動だけだからそんなに体力は消耗してないつもりでしたが、炎天下にうろうろしてりゃそんなに大差はなかったらしい。この夏、作業に没頭したいなら、出かけるのは最小限に留めないとなあ……。

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