それでも人生は美しい。

 プログラム変更直後の月曜日は午前十時の映画祭8を観に行く日。最初の1本はスケジュールの都合で曜日を変えてしまいましたが、2作目から改めてこのスケジュールに乗せていきます。昨日までの諸々で疲れ果ててるんですが、既にチケットは押さえてますし、先週は映画鑑賞も飛ばしてしまったので、半ば意地でお出かけ。天気予報ではお昼くらいから雨になる可能性も捨てきれなかったので、大事を取って電車にて移動。

 いつものTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した、午前十時の映画祭8今コマの作品は、ロベルト・ベニーニが監督と主演を兼ね、第二次世界大戦を背景に、お調子者の男が我が子を守るために一世一代の芝居を打つライフ・イズ・ビューティフル』(松竹×Asmik Ace初公開時配給)。実に12年近くぶりの再鑑賞……そろそろ映画道楽のキャリアも長くなってきたな。

 あり得そうもないシチュエーションで構成されている、とは言い条、その嘘と僥倖のバランスが本当に美しく切ない物語。前半の行きすぎたロマンチック・コメディの趣が、しかし実は後半で主人子であるグイドの無謀な振る舞いの伏線となり、ちゃんと必然的な着地として活きる大前提になっているのです。あの前提なくしてクライマックスはあり得ませんし、あれが登場したシーンが感動に繋がることもない。改めていい作品でした。『アメリ』同様、これが午前十時の映画祭8のラインナップに加わったことを喜んだ1本でしたが、こんなに早く観られて嬉しいような、ちょっと残念なような……もうちょっとあとでも良かったよね。

 鑑賞後は、前々から気になっていたラーメン店で昼食。ネットで調べた印象から予想していた通り、私好みの味でした。座席がそんなに多くないので、時間帯によっては混みそうですが、また機会があったら寄りましょう……近くに自転車を駐めやすい場所があればいいんだが。

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