原作にちゃんと接してない、という幸い。

 例によっていっぱいいっぱいの毎日ですが、色々なスケジュールの都合から、今日は夕方からお出かけ。夜半から天気が崩れる可能性が示唆されていたので、電車にて新宿に移動です。

 先にアニメイトでちょこっとだけ買い物をし、それから訪れたのはお馴染みTOHOシネマズ新宿、鑑賞したのは、士郎正宗原作、そして押井守監督による劇場版アニメが世界的に評価された作品を『スノーホワイト』のルパート・サンダース監督、スカーレット・ヨハンソン主演にて実写映画化、電脳化が著しく進んだ世界を舞台にしたサイバーパンクゴースト・イン・ザ・シェル(字幕・2D)』(東和ピクチャーズ配給)

イノセンス』は何故か観てるんですが、原作も押井監督によるアニメ版も観ないまま鑑賞。だからなのか、思いのほか楽しめました。ヴィジュアルが大陸寄りになっている感はありますが、日本的モチーフも多数採り入れた雑多で煌びやかな空間を躍動するヒロインの、SFらしさが横溢したアクション。今となってはだいぶ手垢の付いた感のあるモチーフや背景を多用しつつも、ちゃんとそこにあるドラマを引き出す工夫を凝らしたストーリーもハリウッドらしい安定感があります。せっかく義眼になることで得たバトーの特殊能力であるとか、公安九課の面々の個性などをもうひとつ活かし切れていないのは惜しまれますが、最後までテンションを維持する悪くない作り。満点の傑作ではないものの、世界観の構築からこだわったサイバーパンク映画としては出色の出来映えだと思います……原作に思い入れがあったらどう評価したか解りませんけど、私は楽しめた。

 ちなみに今週はもう1回新宿に来ることになってます。なんでたまーに集中的に足を運ぶことになるのだろう……理由はだいたい解ってますが。

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