天気は恢復したが、予定は崩れた。

 一昨日ぐらいまでは、関東はこの金曜日に台風直撃、と言われていましたが、勢力が弱まると共に足がちょっと速まり、朝にはすっかり通り過ぎ、気づけば温帯低気圧になっていた。被害が出た地域もありましたが、全体としては大きな影響が出なくて幸いでした。

 というわけで本日は映画鑑賞です。朝から出かけようか、とも思いましたが、まだ『ポンペイ』の感想を仕上げていませんでしたし、ちょっと用事もあったので、それを済ませたあと、夕方からお出かけ。まだ自転車が使えないので、今日も電車移動です。

 が、諸々あって出遅れてしまい、鑑賞したい作品の第1候補、第2候補も上映開始に間に合わず、第3候補になってしまいました。まあ、この優先順位は公開が早い順、ついで行き帰りに都合のいい時間帯、と考慮して順位をつけただけなので、第3候補とは言い条、是非とも観たい作品ではあったんですけど。

 TOHOシネマズシャンテにて鑑賞したのは、『トランスフォーマー』シリーズなどに出演するジョン・タトゥーロ監督&主演、ひょんなことからジゴロとして生計を立てることになった男のロマンスを描いたジゴロ・イン・ニューヨーク』(GAGA配給)

 もともとウディ・アレンが久々に自身が演出しない作品に出演している、というので興味を持ったんですが、彼が出て喋ればもう既にウディ作品っぽい。というより、内容的にウディ・アレンの味があるから選んだのかも知れません。艶っぽくて生々しい話、でも言動はとても紳士的で非常に好感の持てる主人公たちが作りだす意外なドラマは、大笑いこそ生みませんが、終始口許が緩む快さ。もーちょっとロマンス部分の丁寧な描き込みが欲しかったようにも思いますが、その軽さも含めてとても心地好い良作です。

 ちなみに、映画館に入るまでは陽射しがかんかんと照りつけているくらいでしたが、帰るときにはぱらつき、自宅の最寄り駅に着くと折りたたみの傘を取り出さなければならないくらいの降りになってました。……自転車が使用可能になる前で却って良かった。

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