祝!ジャッキー・チェン100作突破!大成龍祭2011presents東京国際ジャッキー映画祭[大成龍祭2011(23)]

いつものポスター。 昨晩、ひととおり更新を済ませたあと、電車にて六本木へ――自転車で移動しなかったのは、徹夜明けに安全に帰宅する自信がなかったからです。

 ちょっと早めに現地入りしたのですが、会場であるTOHOシネマズ六本木ヒルズの上のフロアは既にかなり準備が整っていました。エスカレーター上のスペースには、観客のお祝いコメントや、持ち寄ったお宝グッズを自慢する様子を撮影するためのステージが用意されており、ロビーにはこれまでの大成龍祭で上映された作品群のポスターがずらっと展示してある。……これをぜんぶ、1年足らずで観てきたのかと思うと、それだけで感慨深い。

 23時からイベント開始。お馴染みのスクール・オブ・ジャッキーのひとりゴリラ氏と、大成龍祭のTOHOシネマズにおける仕掛け人溝口氏が今回のイベントの内容説明をしたあとで、いよいよ映画へ。

 本日の1本目は、ジャッキー・チェン99本目の出演作、新少林寺/SHAOLIN』(Broadmedia Studios×Culture Publishers配給)――イベントの告知を見ると、こっちが2番目のように見えていたのですが、新作は出演順で上映することにしたようです。

 既に1回観ていますが、これはやっぱり面白い。コメディ的な要素はほとんど残っていませんが、カンフー映画の精神はむしろ濃縮されているし、ドラマの見せ方も巧みで見応えがあります。そもそも初めて鑑賞した東商ホールはスクリーンまで遠く、音響も決して万全ではなかったので、六本木の7番スクリーンで、映像の細部まで吟味しつつ鑑賞出来るのは非常に嬉しい。……しかし、正式に公開される前に、2回も鑑賞するなんて初めての経験だな。

 上映後、10分の休憩を挟んで最初のトークイベントへ。スクール・オブ・ジャッキーのゴリラ氏と、遅ればせながら到着したポリゴン太氏の司会にて、ジャッキーの映画100作目を記念して、著名人からのコメントが上映されました。ジャッキー映画をもとにしたネタでブレイクした次長課長のおふたりの、なるほどああいうネタを作るわけだ、と解る止めどのないコメントに続いて、新作の吹替版にも出演している中川翔子氏の早口で熱狂的なコメントが上映され、3人目は会場にいた与座よしあき氏が直接、ファンがこれだけ一堂に会していることへの感激をコメント。

 そして4人目に、日本におけるジャッキーの分身たる声優石丸博也氏が声のみで登場。ジャッキーの声を吹き替えることの苦労や、本人と会った際のエピソードを語ったあと、会場に呼びかける形で、記念撮影へ――折角の機会なので、観客全員で集合写真を撮り、配給会社に尽力していただいてジャッキー・チェンに届けられれば、というもの。……そんなことするとは思っていなかったので、いつも通り前方寄り中央付近を押さえてしまったため、撮影時もけっこういい位置につけてしまったんですが……ま、まあいいか。

壮観です。 そしてそのあとに、もうひとかたからのコメント。こちらは予想していたとおり、ジャッキー・チェンご本人のコメントです。ぎこちないながらも日本語を中心に呼びかけてくれるのが、こーいうイベントに参加しているがゆえに素直に嬉しい。

 ご本人登場のあと、いよいよ本日のメイン・イベント、記念すべき出演100作目となる1911』(東映配給)上映です。更新の都合上、既に長尺の感想をアップしてしまったので、詳しくは次の項をご覧ください。何にしても、色々とあった不安をぶっ飛ばす、渾身の傑作でした。今年に入って、映像ソフトも含めて34本ものジャッキー映画を観てきたから、という思い入れを省いても、私が今年鑑賞したすべての映画のベスト3ぐらいに食い込む逸品です。

 ふたたび10分の休憩を挟んで、2度目のトークイベントへ。TOHOシネマズ溝口氏と、『新少林寺/SHAOLIN』の宣伝を担当している辻氏(……で合っていたか微妙。そろそろ眠気が募ってきていたので……)が、秘蔵グッズをもとに思い出を語ったあと、その辻氏ご提供による、往年のプレスシートやポスターなどの秘蔵グッズのプレゼント抽選会へ。まあ予想通り私はなぁんにも当たりませんでしたが。

 イベントのトリを飾る3本目は、ジャッキー・チェンといったらこれ、というぐらいお馴染みの名作プロジェクトA』(東宝東和配給)。無論このイベントでも既に上映済ですが、そのときは第6スクリーン。六本木最大の、そして日本全体でも最大級の第7スクリーンで上映されるのは初めてです。素材はブルーレイですが、それでも大画面で観るとやっぱりインパクトは違う……とは言うものの、1年足らずのうちに3回も観ているので、愉しいですが語ることはない、そしてさすがに眠い。本篇中は頑張りましたが、エンドロールの途中で少し意識を失くしました。

 映画館自体がいちど閉めなければならない7時少し前に、イベント終了。引き続きお祝いコメント及びお宝グッズ自慢の撮影は劇場のすぐ外で続けて行っていましたが、もはや立っているのも億劫になってきたので、そそくさと退散しました。つくづく、自転車で来なくて良かった……。

 新耳袋ライブで徹夜イベントには慣れているつもりでしたが、映画3本ぶっ続けで鑑賞する、というのはやっぱり別物でした。帰宅後、途中で買ったドーナツで軽く朝食を摂ったあとは、こんこんと眠りつづけておりました……危うく、感想をアップし損なうところでした。

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