通常枠では見送られたのに、何故か火曜午前一時半というイレギュラーな時間で放送された第六話、けっきょく律儀に鑑賞しました。
……なんだこの極端な演出は。悪人側が無駄に怖いし、ときどき意味もなくカメラが揺れるのが理解できません。
物語の舞台が地方なのか都会なのかよく解らないのはまあいいとしましょう。でもどちらであったとしても、たかが餃子で厭がらせになるものでしょうか。そして、普通あんな押し入り方をしたら、ご近所に聞こえた時点で通報される可能性が高い。やり口が雑です。
今回若干評価すべきは、ただ復讐の依頼を受けて実行に移すだけだった閻魔あいに、当事者の知らなかった経緯を伝える、という役割が与えられたこと。ただ、なんでそんな肝心な能力を第七話まで示さなかったのかが謎です。もっと最初からやっておけば、彼女と仲間たちの存在意義を高めることも出来ただろーに。
復讐シーンは部分的には悪くなかった。無駄に超常現象的な方法を用いずに、終始リアルなやり方を選ぶべきだったと思いますが、それだとメディアミックス展開を少女漫画誌でやっているような作品に似合う話にならないので……っても、この内容でも充分やりすぎですが。特にあいに船に乗せられた復讐対象のあの姿は、とてもお子様には見せられません。そりゃ午後五時になんか放送できないはずだよ。
相変わらず褒められるところがあまりありませんが、もうこのシリーズについては基準値をとても低く見積もっているので、これでも十分かな、と思っている自分がちょっと厭。ただ、スタッフが作品の対象年齢というものをほとんど考慮していないことはよく解った。
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