『苺ましまろ』第七話

 夏休み、美羽の自由研究プラス五人で海水浴編。

 原作における複数のエピソードを融合する手法がだいぶ板に付いてきたようで、別々の時期に提示されていた話ばかりなのに違和感はありませんでした。合間合間に混ぜられたオリジナルの描写も、ちゃんと雰囲気を掴んでいる。相変わらず無茶苦茶な美羽とかいよいよ憧れのイギリス人から遥かに遠ざかっているアナとかは無論、今回は千佳の生真面目さがいい具合に鏤められていて、お話の全体を巧く引き締めてます。実質的にオチを作る結果になっているのも個人的には嬉しい――あそこまでなる前に対処の仕様はあっただろ君ら。

 しかし……作画レベルは更に酷いことになってます。アナのビデオレターとか海水浴の遠景とか、可能な限りのセンスを用いて綺麗に魅せるべきところがことごとく崩壊しているのが勿体なくてなりません。もうちょっと何とかならんもんかー。

 今回の話にて早くも夏休みは終了。――二十話くらいで一年を描くつもりか? 次回は夏を惜しむお祭り編。

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