知人の作家が個展を開くため、十条にある後輩・山河のギャラリーへ相談に出かけた五郎さん。相変わらず気ままな山河が食事の話を始めたのにつられて、かつて訪れた和食の店に走るが、生憎と休業。山河との話ももそっちのけで商店街を走った五郎さんが辿り着いたのは、家庭的な雰囲気の洋食店。
商談相手、というか、枕部分のゲストは三宅弘城。この人も、出ていそうで意外と出ていなかった……っていうか、この後輩というキャラクター、いなかったっけ? 基本的には紳士の五郎さんですが、後輩なのでだいぶ扱いが荒っぽいです。こんなにシンブルに拗ねてる五郎さんも珍しい。空腹で商談もそこそこに切り上げる、という描写はときどきありましたが、こんなにも露骨に打ち切るのは新鮮です。
お店はまさに五郎さん好み、家庭的で親しみやすいけれど、品のある洋食店。常連にはもちろんのこと、掲示してあったディナーの料理にも心惹かれた五郎さんに、他のお客もいない今なら、と快く応じてくれるあたりいい……実際と異なるサービスを描写してしまうのは問題に繋がるので、たぶんこれも、お店のスタンスなのでしょう。
そして肝心の食事がやっぱり美味しそう。メニュー名はやたらと長いし、こだわりを感じるけれど、五郎さんも語る通り、なんだか懐かしい佇まいがある。そりゃあ五郎さんが追加しないはずがない。常連客とのやり取りから窺える雰囲気が最後まで快い。
《ふらっとQUSUMI》での対応も実に微笑ましい。一瞬、度肝を抜かれるメニューですが、そりゃあ久住さんには出したくなるだろう。基本、酒飲みというほど飲めない私は、あんまりつまみ的な献立には惹かれない方なんですが、今回はすごーく食べてみたかった。ちゃんと料理の映像に、“仕入れ状況による”と書いてあったけど。
次回は埼玉県蓮田市、台湾ラーメンと水餃子だそうです。あれ、今期、遠征はしないのか……?



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