『アバター』スペシャルイベント、のついでにもう1本。

 今年末にジェームズ・キャメロン監督が最新の3D撮影技術を導入した新作『アバター』が公開されます。本日は、キャメロン監督自身が選んだシーンを集めたスペシャル・プレヴューが全世界で上映される日。チケットの入手方法は上映館によって異なるようですが、TOHOシネマズではシネマイレージ100ポイントと交換で入手可能だったので、折角ですから観てみようと、引換開始間もなくに獲得してありました。

 しかし、これだけだと20分程度しかなく、このためだけに六本木を訪問するのはなんとなく業腹だったので、ついでにもう1本観ることに。本日はとある作品の封切り日でもあります。そこで先日、まだ上映開始時刻などが告知されていなかったため、その問い合わせをするついでに、目当ての作品の上映時刻を『アバター』のイベント上映とハシゴしやすいように調整してくれませんかー? と駄目元でお願いしてみた。結果――ほんとーに1コマ、ハシゴしやすい時間枠を用意してくれた。偶然かも知れませんが、言ってみて良かった。というわけで『アバター』上映開始より2時間半ほど早く現地入り。

 先に鑑賞したのは、『ディープ・ブルー』『アース』のBBCワールドワイド製作によるドキュメンタリー最新作、NASAによる宇宙開発の足跡を、秘蔵の映像によって辿った宇宙(そら)へ。』(Sony Pictures Entertainment・配給)。発掘された映像の素晴らしさはたぶん宇宙関係のものを愛好する向きでないと解りづらいと思うのですが、専門用語を抑え、NASAが如何にして月にアプローチしていったのか、やがてどんな風に路線を変えていったのかを簡略に語っていて、解り易く見応えがある。ドキュメンタリー映画の宿命である退屈さは完璧には拭えていませんが、近年の先駆者らしいインパクトは充分にありました。

 しばし間を置いて本日の本題、『アバター』のスペシャルイベント。――しかしこちらは、ネタばらしを極力避けた選択のために、どうやら意識を別世界、あるいは別の知的生命体に移植する、というアイディアを軸にしたSFアドヴェンチャーらしい、ということぐらいは解りますが、あとは確かに立体、確かに変わった映像空間、という程度しか解らず、とりあえず感想は保留。映像のインパクトよりもむしろ、私が今年に入って鑑賞した3D映画で初めて字幕がちゃんと画面に埋め込んであったとか、冒頭のキャメロン監督の映像までちゃんと3Dになってるよ! ということのほうが驚きでした。

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