病は神の御業か?

 本日の映画鑑賞は上野です。このところ、またぞろタイミングが掴めず『Fit Boxing 2』をサボっていてなまり気味なので、久々に徒歩で上野へ。ほんとに、時間に余裕さえあれば、これで充分な距離なのです。
 TOHOシネマズ上野にて鑑賞したきょうの作品は、上橋菜穂子のファンタジー小説を、『千と千尋の神隠し』などに携わった安藤雅司と宮地昌幸の共同監督でアニメ映画化、国家間の平穏に関わる伝染病と、奇しくもその抗体を得てしまった男の数奇な道程を描く鹿の王 ユナと約束の旅』(東宝配給)
 コロナ禍により繰り返し公開延期になりましたが、いずれにせよいま観られるべき作品でしょう。ただ、原作未読の私でさえも「詰めこんでるな~」と感じる作りで、説明不足はともかく、咄嗟に意味を掴みにくいシーンが幾つかある。観ているうちに、そして観終わってから考えれば納得はいくのですけれど、子供に優しい作品ではないと思う。
 とはいえ、さすがにジブリも通った優秀なスタッフ揃いなだけあって映像のクオリティは高い。そして、ファンタジーらしい幻想的な背景もある一方で、現実にも通じる民族や宗教、国家の描写に重厚感がある。日本の風土を感じさせる優秀なファンタジー映画です。細かなモチーフ故にどうしても『もののけ姫』を想起させてしまいますが、それはまあ致し方ない。

 鑑賞後は近場のラーメン店で外食です。新しいお店を開拓しようか、とちょっと調べてはいたのですけれど、どーしても食べたくなったので、2度ほど訪ねている名店・鴨to葱へ。蕎麦屋でも好んで鴨南蛮を頼む私には、ここの鴨汁つけそばは最高なのです。その時々によって、葱の種類や調理法が異なり、毎回2、3種から選べるのも魅力のひとつ……だいたい私は焼いてもらいますが。
 食事のあとは上野駅へ向かい、構内の書店を散策。『鹿の王』原作を買っていこうか、とも思ったのですが、4巻もあったので断念……いまの私のペースではいつ手をつけられるか解らないし。けっきょく手ブラでお店を出て、電車に乗りました。ここまでの歩きで《フィットネス》アプリのエクササイズゴールもムーブゴールも余裕で達成しているので、帰りはさすがに省略。

コメント

  1. […] 原作:上橋菜穂子『鹿の王』(KADOKAWA・刊) / 監督:安藤雅司&宮地昌幸 / 脚本:岸本卓 / アニメーションプロデューサー:松下慶子 /  […]

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