昨日、夜まで悩んでましたが、透析中に意を決してチケットを確保しました。
行き先は久し振りのTOHOシネマズ新宿です。日比谷という選択肢もあったのですが、そちらは初回8時55分、というさすがに起きるのがキツい時間割だったので、11時15分開映の新宿を選びました……これもちょい遅いのですが、映画本篇はそこまで長尺ではないし、朝、起きられるかの心配が減るので、まだマシ。
移動は、あれこれ悩みましたが、電車にしました。念のために調べてみると、いつも使っていたバイクの駐車場が若干値上がりしている気配があるし、そもそも天気が、予報ではいちおう終日曇りになっていますが、台風の接近で不安定になっており心許ない。電車なら、遅延の可能性があるくらいです。移動中にここの下書きが出来るので、諸々時間短縮にも繋がる。
現地入りすると、まずは紀伊国屋書店新宿本店に立ち寄り、1点だけお買い物。これだけは買っておく、と決めていた奴なのです――ただ、それでもなかなか本屋に足が向かなかったのは、他の本も買いたくなるからだ。案の定、あっちこっちに目移りしてしまいました。読書自体も滞り気味なんだからやめなさいって。
TOHOシネマズ新宿は
鑑賞したのは、スタジオジブリ1989年作品、魔女のキキが見知らぬ町で独り立ちするまでを描いたファンタジー『魔女の宅急便(1989・4K・IMAX with Laser)』(東宝配給)。
いちおう『天空の城ラピュタ』からジブリ作品はぜんぶ――少なくとも宮崎駿監督作については確実にぜんぶ映画館で鑑賞していますので、これも初公開のときに鑑賞してます。昔過ぎて、どこの劇場で観たのか、とか記録が残ってません。
ただ――なんか、昔観たときより、響いてる。
かつては終盤の冒険的要素に、取って付けた印象を感じていて、世界観は好きだけど映画としては、という捉え方でした。しかし、改めて丁寧に鑑賞したら、ちゃんと筋が通っている。
けっきょくこの作品の主軸はキキの成長で、その意味で展開の組み立て方は文句がない。何も為すべきことが解らない状態で新しい街に辿り着き、ちょっとした縁から自分の仕事を見つける。社会に出たからこそ味わう理不尽な想いが、いつしか唯一の取り柄だった魔法に迷いをもたらし壁にぶつかる。その先にあのクライマックスがある。
ほうきにも性格があるとか、ラジオのニュースといった些細なところに、ちゃんとクライマックスへの伏線がある。シンブルな組み立てだし、まさしくキキの成長を促すための露骨なお膳立てではありますが、むかし思っていたより自然です。
まだデジタル技術も導入されていなかった時代のことゆえ、影のつけ方も控えめで、色数の絞られた画面はシンブルですが、しかし近年主流の描線では生み出しにくい躍動感に満ちている。キキの成長をしっかりと感じさせる表情の描き分けにも魅せられます。
ジブリ作品のどれがいちばん好きか、と訊かれて、私としてはあまり脳裏をよぎらない作品だったんですが、ジブリ作品に触れる第一歩として、実は最適解なのでは、と思いました。4Kでクリアになったことも重要ですが、年を経て改めて接する機会になってくれたことがいちばん有り難いかも。
なお、劇場では初公開時のパンフレット復刻版が販売されてます……たぶん当時買ってると思うし、前の家を取り壊す前に回収してると思う……が確実ではないし、折角出してくれるなら押さえておくのにやぶさかではない。帰宅後にパラパラとめくってみましたが、子供向けであることを意識した作りが新鮮でちょっと楽しい。そして、巻末に掲載されたスタッフのクレジットを眺めて、ひとり微妙な表情をしてみたり……なんで微妙なのかは教えない。
映画鑑賞のあとは、近場で昼食。
訪れたのは使い慣れたお店でいつものメニュー、故にここに軽く記すだけで済ませる――つもりだったんですが、とある事情から、いざ書いてみたら長くなってしまったため、別項に分けて、明日アップします。
食事を済ませたあとはまっすぐに帰宅。



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