本日の見出し

DON’T TRUST OVER THIRTY(紙)

 本日購入したアルバムの事実上のタイトル・チューン。なんで事実上かというと、アルバム・タイトルは『DON’T TRUST OVER THIRTY』と“ANYONE”が除けられているから。理由は不明。

 これは1986年、デビュー10周年に当たる年に発表されたアルバムなのですが、当時とうに三十代半ばに入っていた彼らが“三十以上の人間は信用するな”と言ってしまう大胆さがまず印象的。収録されている曲ものっけから定型を逸脱したインスト、二曲目に楽曲としてはたぶんこのバンドの歴史上でも最も評価の高い『9月の海はクラゲの海』が来て、漫画家・蛭子能収作詞の『だるい人』、これまた鈴木博文作詞・作曲の大傑作『ボクハナク』なんてのもあって、充実のアルバム。表題作であるこれも、破綻した感情をかなり攻撃的に演奏していて強烈。

 本当は今日、持っているアルバムの中から二枚組のベスト盤『アンソロジー 1976-1996』(asin:B00005FEA9)より特に『ボクハナク』を採りあげるつもりでいたのですが、この曲について調べているうちに、評価のやたら高い初出アルバムがむしょーに聴きたくなって買ってきてしまいました。他にも理由はあったりしますが、面倒なので省略。

 しかし……五曲目の『マニアの受難』、耳に痛すぎるんだが……

コメント

タイトルとURLをコピーしました