『苺ましまろ』第十一話

 宿題を頑張っている千佳ブラス銭湯編。珍しい伸恵のサービスショットつきだー。

 なんか週を追うごとに伸恵のいいお姉さんぶりが加速してます。とてもとても面倒見がいいぞ。原作通りの行動なのですが、前後の言動が違うために印象がぜんぜん違う。

 そういう伸恵のキャラクター性もそうですが、今回原作から引いてきたエピソードもまた危険な言動については極力削っている。宿題を片付けている千佳の後ろで伸恵と美羽が相撲を取り始める箇所は美羽・茉莉・アナが紙相撲をするという具合に変更されていますし、銭湯での美羽の行動もかなり穏便になってます。……まあ、原作じゃ素っ裸で頭にパンツ被ってましたが、そういうのがカットされたのは解らないでもない。DVDで再現してたりしたら笑うけど。

 原作においては異なるタイミングで提示されていたエピソードを一本に纏める手法はもうほとんど完璧になっていて、お話の流れはほぼ言うことなし。ストーリーらしいストーリーがないとは言い条、ちゃんと“クリスマスを心底楽しみにしている茉莉”という描写で冒頭と結末とを繋げているので、それなりの締め括りが出来ています。

 そうして来週はいよいよ最終回、先週の読み通り、未だサンタを信じている茉莉を仮装四人衆で夜這い訪ねるエピソードに、雪の日の話を絡めた感じになる模様。第一話が四月の話だったので、結局一月から三月を除いた九ヶ月を綴るというかたちにしたわけか。……なんか半端だが、三月が来ると茉莉とアナ以外全員卒業、というとんでもねー事態になるので正しい判断だと思います、ってまだ一回残っているのに締めくくるような感想書いてどうすんだ俺は。ちゃんと来週も見ます。

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