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スピーキング・オブ・ナウ

 iTunesには、ソフトが何度その音楽ファイルを再生したか表示することが可能なのですが、ハードディスクに20日かけてもぜんぶ再生しきれないほどMP3が入れてあるわたしの場合、iTunesを通常の再生ソフトとして導入してからかなり経つ今も、その項目に何も記されていないファイルが大量にあります。で、とりあえず敬愛するパット・メセニーの楽曲だけでも全てのファイルをいちど再生させておこうと思い、ここしばらくは折に触れてメセニーのみの曲で構成されたプレイリストを駆使して潰しにかかっているわけです。やっとこ残り185曲まで来ました。

 で、そんな風に再生したうちの一曲より。2002年にリリースされた、アントニオ・サンチェス(ds)&クォン・ヴー(tp)、それにリチャード・ボナ(everything)という三名を加えた新生パット・メセニー・グループ初のアルバムにて、ボナのスキャットが心地よいバラード風の曲です。このアルバム、聴いた当初は『イマジナリー・デイ』のようなインパクトもなく『スティル・ライフ』のような清涼感もなく、悪くないけど突き抜けたところがない、という印象を抱いていたのですが、幾度も繰り返し聴き、またライヴDVDなどを鑑賞しているうちにだんだん味わいが増してきて、今ではやっぱり名作という認識に変わってます。実のところこの曲については、しばらく前にインターネットで発見した、メセニーのギター一本をバックにボナが歌っているヴァージョンがいちばんお気に入りだったりしますが、さすがにそれに直接リンクするのは問題がある気がするので、普通に初出を引用、というかたちにしておきます。

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