『もっけ』第2話 ナガレイズナ

 近ごろ稲荷神社のお供えが無くなる、という話を聞いて立ち寄った瑞生は、得体の知れない“神様”に取り憑かれてしまう。何やらあれこれと口を挟んでくる“神様”を鬱陶しがる瑞生だったが、折しも開催されたグループ研究に的確な助言を与えてくれるので、次第に受け入れていく。物の怪を観ることの出来る静流はそれがイズナというものだと指摘するが……

 なんだか相変わらず瑞生の絵が変。トータルでの安定感は保ってますが、しかし妙にデザインはひしゃげているしやっぱり焦点は合ってないし、どうも観ていて落ち着かない。ところどころ動きが不自然なのも気になりました。終盤、泣き出す寸前の瑞生の表現も変。なにあの肩の動き。

 とは言え、既に放送済みの地域から聞こえてくる評判通り、第1話よりは格段にましです。映像的な方向性は内容と一致していますし、ストーリーも前回と比べてずっと原作のテーマに沿っている。物の怪との交流を、同級生との交流に重ね合わせて綴る手管も前回よりずっと成熟しています。

 そういうわけで、前回よりもだいぶ印象は改善したので、少し安心したのですが……しかし全般に絵が変、演出が稚拙なのはどーにかならんもんでしょうか。最後に瑞生が叫ぶ場面、本当なら感動するシチュエーションなのに、失笑しましたよ思わず。

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