夜の銀座でハシゴ。

 例によって週末は封切り映画の鑑賞。本日はいちばん観たかった作品が、私の行動範囲内ではレイトショーのみの扱いだったため、夕方に出発、ついでに懸案になっていたのを1本ハシゴしてきました。

 まずは既に公開済、観に行くタイミングを掴みかねていた作品を、えらい久しぶりのシネスイッチ銀座にて拾ってきました。どのくらい久しぶりか、あとで調べてみたら――2005年9月22日、『愛についてのキンゼイ・レポート』以来でした。もっと最近寄った覚えがあるのにー、と記憶を振り返ってみると、どうも試写会で鑑賞した作品のプログラムを買いに来ただけのようです。

 ともあれ、本当に久々にここで鑑賞したのは、学校での銃乱射事件を契機にした、ある女性の心の変遷を辿るミステリ・タッチのドラマダイアナの選択』(DesperaDo×日活・配給)。先日の『パッセンジャーズ』同様、“衝撃の結末”のようなことを謳っていたので、チェックしていた作品です。まあ、やはりというか、率直に言えば「こんなものかな」程度の驚きだったのですが、伏線の張り方やその取捨選択は『パッセンジャーズ』よりも筋が通っていますし、何より純粋に青春ドラマとしてなかなかの仕上がりになっている。観終わった直後はちといまいちかなー、という評価だったのが、反芻してみるとちょっと点数をあげた方がいいように思えてきました。

 次が今日の本命、しかし上映開始まで1時間ちょっとあるので、そのあいだに夕食を採っておこう、と店を探すも、恐ろしいことに19時を回る頃合いには、私の好きな類の店はあらかた閉まっている。ファストフードで済ませようにも席は空いていない。で、けっきょくは帰ってからちゃんと食べることにして、次の劇場で売っている軽食で胃をごまかしました。

 2本目はTOHOシネマズ日劇にて鑑賞です。作品は、スティーヴ・マーティン扮する新生ジャック・クルーゾー警部シリーズの第2作、ピンクパンサー2』(Sony Pictures Entertainment・配給)。期待通りのナンセンスっぷりを堪能、しつつも事件の締め括りは伏線がちゃんと用意してあって、意外なことにカタルシスもそれなりに味わえました。まあ、オリジナルほど完成度は高くないのでしょうし、もっとリアルに出来るだろ! と突っこみたくなる人もいると思いますが、こういう世界観だから、と納得できる人なら充分に楽しめると思います。少なくとも私は好き。

 観終わったあとは、急激に増えた酔っ払いをかわしつつ電車で移動、自宅近くのファストフードで食事を買って帰りました。こういう時のために、銀座界隈で夜、スムーズにかつリーズナブルに利用できる飲食店を見つけておかないとなー……。

コメント

タイトルとURLをコピーしました