今年2度目のイーストウッド。

 封切り作品は基本、午前中の初回を観に行くのが私の習慣なのですが、今日のお目当ては馴染みの西新井では何故か夕方以降にしか上映スケジュールが用意されていない。調べたところ六本木では1日通して上映されているので、本日はそちらへ向かうことに。朝からしとしと雨が降り、少々冷え込むなかを電車経由で移動。この雨だと人出は少ないかも、と思っていたら、確かに外は人が少なめなのですが、映画館はけっこう混み合ってました。こういう陽気だから、というのと、『レッドクリフ PartII』や『スラムドッグ$ミリオネア』など観客動員の振るっている作品が多くなっているせいでしょう。

 そんな中私が鑑賞したのは、今年は『チェンジリング』に続いての公開となるクリント・イーストウッド監督作品にして、もしかしたら俳優として最後の出演となるかも知れない、圧巻のドラマグラン・トリノ』(Warner Bros.・配給)

 これもまた“衝撃の結末”を謳っていましたが、こちらは予告編などの情報から察しはつきました。でも逆に、結末が解っているからこそ、この作品の主人公の行動は胸に迫ってきます。ユーモアもあり、ウイットも豊富、イーストウッドならではの古い男の美学を湛えていて、クライマックスは沈痛ですが、終わったあと清々しい気分を味わえる、本当に神懸かった傑作。ていうかもうクリント・イーストウッドは神様という結論でいいと思う。

 劇場を出るとまだ雨は降り続け、朝よりも冷え込んでいるくらいだったため、毎度の如く近くのラーメン屋で昼食を摂ったあとは、寄り道もせずに帰宅。録画データ退避用のDVD-RWを補充しなければいけないんですけど、晴れてからにしましょう。

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