『懺・さよなら絶望先生』第2話 持つ女/おろしや国タイム譚/晒しが丘 パート2

 天は二物を与える、という言葉の真実を探る『持つ女』にタイムラグの話『おろしや国タイム譚』、そして先週の続きのくせに何故かトリ『晒しが丘 パート2』の3篇。

 先週に引き続き、表現的にはわりと素直な作り……が、ちょっとだけ理解できた気がする。原作ファン、というか原作者ファンでないと解りづらいタイムラグの話に繋げて、ついでに来週は影武者から連鎖する話をやるつもりではないでしょーか――と思わせて全然違うことをやる可能性も大だが。

 全般に今回、原作者の周囲についてのネタが多い話を選んでいた気がします。そしてそこに更にツッコミを入れているよーな。前シリーズまでと較べてやたらパキパキした色遣いに少し違和感がありますが、まあたぶんこの辺も今後何かしら変化を加えていくのでしょう。……という具合に、すっかり実験があること前提で観ている私。

 今のところ、映像化して面白そうなところばかり抽出してやってくれているので、その意味では嬉しいんですが、もーちょっと表現的にはっちゃけて欲しいところです。

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