レンタルDVD鑑賞日記その120。

 土曜日には観終わってたんですが、感想を書くのを忘れてました。妖精の道連れでなぎさとほのかが初めて外で“デート”する羽目になる第5話、メップルの失せ物探しに出かける第6話、ラクロスの試合となぎさの片想いについての第7話、そしてほのかの気遣いから仲違いに発展してしまう第8話、の4話収録。

 仲間になってもずーっとお互いに苗字で呼んでいたふたりが、名前で呼び合うようになるまで、つまり本当に親しくなるまでを辿った4話、という感じ。『プリキュア5』は最初のふたりが幼馴染みで、人数が多いため気づいたらみんな名前で呼び合うようになっていた、という印象ですし、『フレッシュプリキュア!』は最初の3人が幼馴染み、そして現行シリーズはえりかがあーいう人なのであっさり垣根を乗り越えてしまったため、ちゃんと絆を強めていく過程を描いているだけでけっこう新鮮。

 それから、敵キャラや戦闘の見せ方の変化がけっこう多いのにも驚きます。第5話は走る電車の上でのアクションがあるし、第7話では妙にいい味を出していた教頭にザケンナーが取り憑いてコミカルな展開を見せている。ただラヴラヴでうざったいだけだったメップルとミップルの行動にもちょっと変化がありますし、キャラクターの見せ方やその構成という意味では、『プリキュア5』や『フレッシュ〜』より凝っていると思います――と同時に、現行シリーズが原点回帰を志している、という印象がいっそう強まりました。

 何にしても、最初の8話でこれだけ面白いのだから、そりゃシリーズが続くのも当然という気がします。……次も早めに借りるぞ、と。

 TSUTAYAで催されている『100人の映画通が選んだ本当に面白い映画。』という企画にて、面白くなかったら返金します、という触れ込みでプッシュされていた作品。基本的に、つまらなくてもそれはそれでOK、というタチなので返金してもらうつもりはありませんが、そこまで言うなら観てやろーじゃないの、と借りてみた次第。

 しかし、これはなるほど面白い。演出は古めかしいし、キャラクターが平板なのがちょっと残念ですが、火星への有人飛行を捏造する、というアイディアを見事に膨らまして、ジャンルが特定できないほど多彩な魅力のある作品に仕立ててます。あっちこっち掘り下げが乏しかったり説明不足にもなっているものの、スムーズな語り口と終始漂う緊迫感、先読み不能の展開に引きずられる良質のエンタテインメントでした。大傑作とは言えないまでも、埋もれるのは確かに勿体ない。

 ところでこの作品、宇宙飛行士のひとりとして出演しているのがO・J・シンプソンだったのにちょっとたまげました。当時はまだ現役のフットボール選手だったようですが……まさか17年後にあんなことになるなんてねえ。

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