自転車での行動半径を更に拡大する。

反対という名の広告。 本日は、朝方こそ曇り気味ながら、日中は好天の予報。昨日に引き続き、終了間際の作品を拾うべく映画鑑賞の予定を立てていたので、ならば、と久々に自転車にて出発。向かうは、渋谷。これまでで一番遠く、iPhoneの地図で徒歩による所用時間を計測すると2時間強に達します。

 このルートのきついところは、坂が今まで以上に多い。位置的には六本木の先になるのですが、その六本木の先にもうひと山あるのですから、一体何回坂を上り下りしたことか。そのうえiPhone君、やたらと裏道を走らせたがるので、GPSの誤差にも惑わされてしばしば道を外れながらも、どうにか10時10分ぐらいに渋谷入りに成功。……久々に身体を虐めた気分です。

 映画の上映開始時間は11時、その前に、先日渋谷に登場したMARUZEN&ジュンク堂書店を訪れ、様子見がてらお買い物をしてきました。私があまり丸善に縁がなかったことを差し引いても、雰囲気は相当にジュンク堂寄りではないでしょうか。広大なフロアに延々棚が並ぶ光景は壮観――ですが、文庫類の棚だけに絞って眺めると、お世辞にも充実しているとは言い難い印象。旧刊の品揃えがいまひとつなのは新規店舗だから致し方ないとしても、新刊の位置が解りづらいのは困る。どうにか把握した範囲で眺める限り、新刊の抜けが多いようにも見受けられます。率直に言って、現段階では広い以外に取り柄はなさそう、少なくとも私にとっては。

 とにもかくにも、だいぶ積もりに積もった購入予定候補の中から絞り込んで文庫3冊だけ購入したあと、駅を跨いでシアターN渋谷へ。鑑賞したのは、和製ホラー映画の人気シリーズ、4年振りとなる劇場版第4作怪談新耳袋 怪奇』(KING RECORDS・配給)

 2本立てという構造で、主役を真野恵里菜が演じている以外にリンクはありませんが、怪奇現象の描き方をひっくり返し、テーマを表裏一体にする、という趣向を取っている。なかなか意欲的ではあるものの、出来映えは標準、という感じ。表現に無駄や物足りなさも残ります。でもまあ、最近あまりホラー映画が作られていない中では頼もしい存在ですし、シリーズの雰囲気をしっかり踏襲しているので、私としては満足。

 鑑賞のあとは、劇場と同じ建物にあるアニメイトで1冊だけ漫画を買い、それからいつも立ち寄る蕎麦屋にて昼食。そして、来たのと同じ道を遡り、ふたたび幾度も坂を上り下りして家に向かいました……さすがにきつかった。しかし、この道程を経験したあとだと、きっと他のルートは楽に感じられるに違いない。明日すぐに試してみよう!

 ……当然のように、明日も映画鑑賞です。本当に、仕方ないのですよ、観たい作品が多すぎて……。

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